2011年12月29日木曜日

「ミソカイ2」

「ミソカイ」は、かなりテンション低い展覧会。
ただ忘年会やるよか、その年作った作品でも持ち寄って、友達でも誘ってあーだこーだ文句でも言いあったりしようか?
その日の朝、展示して、夜には撤収。貼りもせずスケッチブック置いとくだけとか。
岡の展示は昨年の続き「ビルとズボン2」。
関根さんが撮ってくれてる蟻鱒鳶ルの写真と、僕が夜な夜な縫い続けているズボン。
場所は文京区白山1ー4ー13福山アパート。
福山アパートは築70年以上の木造三階建て。取り壊しが決まっていて住人はあと三人。
展示は
アラカワアツコ、柳田亮、水口孝一、田戸博彦、町田春菜、出口泰之、宮本えり子、関根正幸、岡啓輔。
12月30日1時〜9時。
福山アパート、ちょっと難しい場所にあるのでネットとかで良く調べて来て下さい。悩んだら岡に電話090ー3104ー3932。
皆様どうぞ。

2011年12月25日日曜日

メリークリスマスっす

イブは久しぶりに早稲田のあかねでのんだ。
朝まで店内はギュウギュウでアチコチで熱いトークが盛り上がっていた。
あかねは今年大活躍した「素人の乱」にも大きな影響を与えた「だめ連」の運営する劇的交流スペース。
昨夜は皆が紙に今年の一字を書き一言そえるという企画もある。
なかなかおもしろい。
僕は「変」。
311を起点に世の中変わって欲しい。変わらざるをえない。と思って。
小川てつオは「恨」!
そうなのか〜。

あかねはだめ連の思いや考えを具現化した良い店だ。なくならないで続いていって欲しい。


イブ度の少ない夜でした。

2011年12月24日土曜日

☆知り合いの親方から★

バイト募集のお知らせ
左官の親方針山さんが2ヶ月ほど作業補助のバイトを探しています。
場所は柏市。
日当、13000円(交通費応相談)
仕事はコンクリートの打ち放しを安藤忠雄のように綺麗に仕上げる事。

※針山さんは鹿児島出身、技能オリンピックでたぶん優勝?タイ人の奥さんがいて、去年タイに針山さんデザインの豪邸を完成させ巨大パーティを開く
※仕事仲間にロッテさんという僕の友達がいます。京大出て、マグロ漁船乗って、経済や仕事の事を考え続けるインテリ、
仕事は少々きつい。少々汚れる。寒いし冷たい。

丸々2ヶ月来れなくても、そこそこ行ければ学生でも良いと思います。

わからない事は岡まで電話下さい09031043932です。
よろしく!
&メリークリスマス!

岡画郎のテーブルです

現場の隅で埃をかぶっていた懐かしのテーブル。
僕が適当に作った、ちょいダメ物。
勝ち負けではなく、コミュニケーションを目的としたスポーツ、ビンボンの為のビンボン台(適当なベニア板製で玉が弾まないビーンボーンとビンボ臭い音がする)
岡監督、脚本で「ビンボン」として映像作品にもなる(呉の釣具屋カジマ君絶賛)

2011年12月22日木曜日

ひとと何かをやる事。

8年間、岡画郎で、多くの人と考える事をやり続けた。
それは当然とても為になったのだけど、反省も多かった。
僕はまだまだ、誰かと絡む事より、少々惨めでも一人で丁寧に考え続ける事が大切だと思った。
とにかく僕は、誰かといると嬉しくなっちゃって、浮き足だっちゃって、チャランポランになっちゃうのだ。
数年前、とても立派なチームに誘われた事もあったけど、そう言ってお断りした。
でもそろそろ、ひとと一緒に考える事をやるべきかなと思っている。
岡画郎の時のテーブルを現場に出してみた。

大良さん

西沢大良という建築家を目にしたのは二回目だったと思う。
一度目は氏の叔父さんで僕の師匠、高山建築学校創設者倉田康男の葬式だった。その時は、あぁ、売れっこの建築家さんだな〜、という程度の印象。
二度目が一昨日の建築雑誌展トークショー。
シワ深く、白くなった髪を立て迫力がある。
「倉田先生みたいだ、血か」そんな事を思う。
話す内容は氏の弟で日本を代表する建築家、西沢立衛さんのとはまるで違い、とても社会的で過激。「多摩ニュータウン、タワーマンション、あれは生産手段を持たず賃労働するしかない人々の為に用意されたスラムだ」
311以降も相変わらず、軽めの話しばかりが目立つ建築界に於いて重要な人物だなと認識した。
弟の世界的な活躍を横目に彼は彼の目指すべきトコロに向かってじっくり進んでいるのだ。
頑張ろ。

2011年12月20日火曜日

師走

師走かぁ〜
現場の作業以外の用事がちょこちょこと増え、なんとなく慌ただしい気分になります。
酒席も増え、日々ちょいぐったり。
年内にもう一、二回はコンクリートを打ちたい。

写真は一番新しい部位。

2011年12月18日日曜日

アレはなんだ!

セキネマだ!
だいたいファッションは黒!数字博士は黒が好き。
カラスのように身軽にヒョイと先っちょに立ち、華麗に撮影中。

ニューフェイス

先端、ビュッて、薄くてギリギリに尖ってます。
工事完了まで割らぬように注意せねば。

2011年12月16日金曜日

新しい砂

昨日買ってきた新しい砂。
砂ジャリ共に、311の大震災で北の方からの納入が難しくなったそうで西の方からのモノに変わった。
秋吉台と福岡(どっちがどっちだったか?)からのモノになった。
物性に大きな違いはないそうだけど砂の色など以前のモノとはまるで違う。灰色がベージュっぽい色になった。
コンクリートの色はどれくらい変わるだろうか?
どうせならブラックジャックの顔のようなハッキリとしたツートンになって欲しい。

2011年12月14日水曜日

雨はちょっとだったけどまた寒くなった。

新砂利搬入システム完成!
明日はトラックを横付けしてここから砂利を落とす。下の斜め台の向きを変えて大砂利と小砂利の両方に対応出来る。
明日はフルパワーで忙しい。

雑草用。

外壁の南側に掘って出てきた大谷石を並べている。
古い大谷石はポコポコ穴があいている。
そこにチョイチョイと土でも入れとけば、どこからか種子でも運ばれてきて雑草でも生えてくるだろう、という作戦。
ほにょほにょと雑草が生えてる感じは素敵だな。
雑草の根性に期待をこめたデザイン計画。

少し雨

一階の仮設床最終形が完成。これで作業がやりやすくなる。
そしてここで、かねてから考えていた「現場定例会」を行う。月一くらいかな。
蟻鱒鳶ルパワーアップ!

2011年12月10日土曜日

また風邪なり

胃腸はなかなか丈夫なんだけど、風邪をね、ひくんです。風邪は情けない気分に包まれます。
昨日も今日も暖かい時間に少しだけ作業。
あまり薬は飲まないんだけど、明日はちゃんと飲んでコンクリート打ちます。
写真は明日打つトコロ。
かっこ良いからかけ離れた造形。

2011年12月7日水曜日

たまいし

大きな自然のモノがドカッと在るのはうれしい。
形に絶対の必然がある。
ドーンとしている。

「魂」。
「思い」とか「心」とかの先にある言葉。
僕にはまだ畏れ多いというか、ハッキリわからないというか、まるで使えない言葉。

アリマストーンは大きな「玉石」
たまいし→たましい
蟻鱒鳶ルの魂なって欲しいと祈りを込めて据付けた。

2011年12月6日火曜日

ラジオから三味線、それを歩道のお婆さんが聴いている。ちょっと目が合うと「良い現場ですね、三味線が好きなんですか?」「いえ、ラジオなんです。でも良いですね」と答える
今日は天気予報通りに2時に雨が降りだす。
雨の当たらないトコロで火を燃やしながら作業してたら近所の子供がワァー!とうれしそうに見ている。
都会の子供にはこういう事ですら珍しいんだなぁ。

写真は次回の打説型枠。

2011年12月5日月曜日

建築と日常

長島明夫さんが個人雑誌「建築と日常」に2ページほどの文章を書かせて頂いた。
出されたお題は「建築は誰のものか?」。
文章書くのは苦手だし、そんな問題考えた事もない。
どう断ろうかグズグズしてたら、断るタイミングを逸してしまう。
夜な夜な酒を片手にパソコンの前。
やっとどうにか出てきた言葉は、結局いつもダラダラ考えて、呑んでブツブツしゃべっているようなモノばかり。
それらをまとめてまぁまぁ読める文章にする。
「そうか岡啓輔はこういう事考えてるのか〜、これでいいのか〜?」と客観的に見直し、何十回も修正してどうにかGO!
こういう作業は苦手だけど勉強になります。

2011年12月4日日曜日

数日ぶりに晴天

今日は四、五人のひとに「進んでますね。頑張って下さい」と声をかけてもらう。
早稲田の学生が二人やってくる、現場の説明。若い人は目が良いね。
夕方現場を見ていた女の人は作ってるのじゃなくって壊してるのだと思った、と声をかけてくれる。(綺麗な人でおそらくニヤケ顔で対応)
今日も関根さんがやって来て写真を撮っていた。

皆さん、ありがとうございます!

2011年12月3日土曜日

皆と呑んで一人現場

誕生日とか正月とか現場六周年とか、何か気のきいた事を書きたいものなんです。
大した事ないんでいつも同じような事ばかり書いちゃったり、
でも現場六年、小学校なら卒業。
そうだ、今から中学校!
ふむ!これから三年で完成させるつもりなんだから良い例えだ。
中学生だ!
アリマストーンがチンコなら、このアンテナがビンビンに反応し過ぎて困っちゃう年頃。
蟻鱒鳶ルももっと世界に目をむけなきゃだ!
でもホントそんな感じだ。
何もわからないトコロからスタートして六年。
いろいろわかったんだぜ俺だって、あと三年で大人の入り口まではいってやる、建築家のな。

雨上がる

季節外れの強い雨が止み現場に出ると、天井、床、全てのコンクリートが濡れている。
コンクリートが冷えていて気温が上がっているから結露したのか。
でも、普通のコンクリートはここまでならない気がする。
どういう事だろうか?
防水性が強くまるで吸水性が無く過敏に反応している?
蓄熱量が大きく外気温の変化に追従しなさ過ぎ?
あー良くわからない。
勉強しなきゃ、内装、押し入れの位置、暖房方式、いろんな事に関係してくる。
写真は写って無いとおもうけど濡れた壁。

2011年12月2日金曜日

風を避けて作業

現状を良く見て分析して理解出来る人を「頭が良い人」と呼ぶのだろう。
こういう能力は学校でかなり教えてくれる。
そういうキチンとした筋道立てなど関係無く、未だ何も無い未来に対して「こうしたい、こうありたい」を強く描かなきゃいけない。
未来に何か描き、信じ、信じ抜く力を鍛えなきゃいけない。
頑張ろう。

ざぶいねぇ

昼からはもう少しマシなるやろう。
今期初の七輪焚き火。