2014年1月29日水曜日

今日のツイート、ほか。

@Ken_ji_Nakamura: 蟻鱒鳶ルの場合、建物が最上部まで立ち上がる瞬間は、『上棟』のような現存する建築的言語で表現できないのではなかろうかとも思う。あの行為を的確に表す言語は建築の外にあるだろうな。建築というより、地質的な表現の方が近いものがありそう。隆起とか。

一番寒いこの時期に、毎年恒例で九州の実家に帰ります。
大工仕事や力仕事をたっぷり用意して待ってるんです。
昼は久留米でラーメン食べよう。
では。

2014年1月28日火曜日

外の人

外の人に伝わるのがとてもうれしい。
日曜日、戯曲家の岸井大輔さんのイベントで、14人の人達が蟻鱒鳶ルへ来てくれた。演劇の人、社会問題の人、、、いろんな種類の人がおられたようだ。インテリ度高し。
僕が日頃接していない類の人達が多く、その人達に蟻鱒鳶ルが伝わってる感じが、とてもうれしかった。そんな角度から褒めてくれるのか!と、幾度も思ったり、、。

今日は、外国の人(三人)が熱心に見てくれていて、声をかけてくれたんで、中を案内すると
「ネンガンダ、ネンガンダ」(念願が叶ったって事だと思った。彼女は慶応に通っていて、毎朝アパートの窓を開け、蟻鱒鳶ルを見ているそうだ)と、何度も言いながら、うれしそうに、真剣に現場を見てくれた。

蟻鱒鳶ルは、建築をリアルタイムで学んでる学生には、ビックリするほど通じない「岡さんて、わけわかんないですね。」など言われたり。
蟻鱒鳶ルは、建築学から随分遠くにいてしまってるのだ。
(建築は、こうあるべき)に、囚われてる人たちにはホント通じない。

逆に、建築に人生ぶっこんでるような人には、驚くほど通じる事ももう知っている。

外の人、内の人。両方に伝わるように頑張ろう。
でも、ホントは外も、内も無いか。

2014年1月27日月曜日

今日のツイート、もうイッチョ!

@kishiikyoukai: 蟻鱒鳶るを今建築中に見るのと、出来てから見るのことは違う。偶然をくりこみながら建てられつつあることと、建ったものであることの両方でありたい。だから、展示と上演の侵犯上にゲリラでいるありかたが見えるだろう、その美学。

2014年1月26日日曜日

今日のツイート。

@mori_arch_econo: 完成前から既に歴史をはらんでしまっているという建築、高層化してビルに見えてきた!。岡土建さんの蟻鱒鳶ル保存会: 背伸びたでしょ。 http://t.co/3kcCAujtxN

2014年1月25日土曜日

三階床ビュー!

明日のイベントのために掃除と片付けをしたので、ちょっと高いとこに登ってパチリ。 
打ち継のラインがハッキリわかります。 
手伝ってくれた人達の、絵やサインも、。 
黒い点々は、穴で、床のコンクリートを打設する時に、高さの基準にいた紙管で出来たモノ、証明仕込んだり何かに使うつもり。 
左側にある、楕円の包みたいなのは、広島市現代美術館の展示の時に作った原爆ドームミニ。 
屋上に取り付けて天窓にする予定。

日曜日はイベントです。

戯曲家の岸井大輔さんの「戯曲|東京の条件」出版記念イベント。
蟻鱒鳶ルで開催。岸井大輔さん、齋藤桂太さん、カゲヤマ気象台さん、岡啓輔と共に、『技術の条件』を探ります。 https://t.co/sK00hEguoW←予約制です。(たぶん、あと少し)

天気もどうにか良さそう、気温も高いらしいです。(土曜朝のNHKによると)
蟻鱒鳶ル見に来てくださいね。

2014年1月22日水曜日

今日のうれしいツイート

@kimshige80: 恵比寿に向かう前に、聖坂の蟻鱒鳶ルを見た。夕暮れ時で、交錯するコンクリートと鉄筋が生き物のように見えた。建物の完成も勿論楽しみだが、建築現場を見て気分が高揚したのは、本当に久しぶりだった。

背伸びたでしょ。

心配していた夜中の雨・雪も大したことはなかった。
いつものようにコンクリート打設の後始末作業をして、今日は型枠の解体作業をしながら、三階の片付け。
解体の終わった昼過ぎにシートを外す!
そして直ぐに一階に下り、道路に出て見上げる。
移動してまた見上げる、んー!
道路越えてまたまた見上げる、んーーんー!!いいぞー!!
成長しておーる!!!

2014年1月21日火曜日

今日の打設

天気予報が何とも悩ましかったけど、カミサマに祈りつつーの打設。
明朝の最低気温も3度予報と高いのに、夜中から朝にかけて雪が降るかもって、、。
だからもし降り出しても、その頃には少しでも固まってるようにと思い、昼2時には打ち上げた。
今日は3バッチ、量としてはチョロい。が、ね。
打つのはいつでも身も頭もいっぱいいっぱい、大変なり。
激寒の季節になる前に、もう一つ打てるかどうか。
今週が山。

2014年1月20日月曜日

骨の髄まで

もう、十数回は、型枠に使ったであろう板。
カビで黒くなっていてボロボロ、端っこは簡単にボロッといく。
それでも、古いベニアは化学物質臭が少ないし、なんか、味もある。
このベニアは、この前まで「アリマストンビル」と文字を入れていたモノだ。
周りを少しだけカットして、今日も型枠に仕立てた。
あと何度使えるか、鬼なわたしは最後の最後までしゃぶり尽くすように、全ての材料を使っている。

2014年1月19日日曜日

イベント<無為と革命|遠藤水城×廣瀬純『陸の果て、自己への配慮』と「絶望」へ行った。
遠藤さんは2012年の真冬に、津軽の竜飛岬から福島の原発を目指して、徒歩で旅をしている。
遠藤さんはフリーの美術キュレーターで、マイアミと繋がってるので時々会うことがある。
僕にとって美術キュレーターなんて、インテリ中のインテリってイメージなんだけど話しを聞いていてそうでもない事を知る
インテリって、ちゃんと理屈を立てて考え抜き行動する人なんだろうけど、
遠藤さんは、自分でもなぜその旅に出たのかハッキリしていない。
その旅の本を自費で出版し、旅から二年近く経った今でもハッキリしていない。
そこを、廣瀬さんが、丁寧に鋭く質問し探っていく。
すると遠藤さんは何かがわかり、「そうか〜、そうだ!!」と小さく納得する。

僕は、時々アリマストンビルを作ってる事を旅に例えている。
なんだかわからないものに引っ張られて、情けない意地とか、アホな発想とか、いろいろな沢山のものに引っ張られて、頭グチャグチャのまま絶望を背負って、ちっこい希望目指して、地上10メートルへの旅へ出た。

やっとやっと、この旅に出た理由を少しづつ理解している。

写真は、食用を過ぎ、観賞用になった玉ねぎ。

2014年1月18日土曜日

バカです。

最近、取材を受けている。
とても丁寧に多くの事を、色々な角度からきいてくれる。
その質問から、自分だけじゃ思い出しもしなかったであろう事が引き出され、今と繋がっていることを確認する。
アーツアンドクラフト、ウイリアムモリスなどについてきかれた。
こんな建築を作っていて、高山建築学校に通っていて当然の質問なんだけど、
この質問には、自分のアホさを笑うしかない。
僕は、何も知らなかった。
高山建築学校は、間違いなくそういう思想を持った学校だったはずなのに。
モリスも何もかも、名前すら?な状態。

土地を買った頃に石山修武さんのWSに参加し、鈴木博之さんの講義でラスキンの言葉を聞いて!!凄いぞ!!!と思って、少し勉強して「これって高山じゃん、、」て、、。
凄いでしょ、俺の馬鹿さは、凄いよ!

センター試験がダメだった諸君!気にすんな!
馬鹿でも道はある。
もしかして遅熟なだけかも知れん。
楠学問という言葉を聞いた事がある、ユックリ育ったモノは大きく育つ、と。

2014年1月17日金曜日

ありがとー!

数日前、I,m homeで蟻鱒鳶ルの写真を撮ってくれた写真家の金子さんが、わざわざ現場を訪ねてくれて、新しく蟻鱒鳶ルの写真が出た雑誌と、それを大きくしてくれた写真をプレゼントしてくれた。
その次の日には、DJぷりぷりさんが、僕のことを書いてくれた雑誌を持ってわざわざ来てくれた。文章ちょっと抜粋「……昼の時、夜の時、圧倒的な存在感。完成するのか、未完のままになってしまうのか、僕にとって最近出会ったトラウマである。こうやって文章に書いてみると、またあの場所へ足を運びたくなってしまう。建築は、人間の空間を支配する力がある。」

うれしい。

わざわざ持って来てくれるって、うれし過ぎです。ありがとー!

1月17日、午後5時

少ーし陽がのびたか。
5時になっても作業が出来る明るさだ。
今日も寒かったけど、北風がなく辛くはない。
台所の壁作業の続きをしてました。鉄筋組みは難なくやり終えたけど、型枠をのせる根巻きを作るのに苦労、部屋内はどうにかなったけど、外には手が出せなかった。コーナー部、しかも凸凹が多い。最近、新技を一つ開発したのでちょっとは楽。
いつもこの作業が大変なんです。明日、頑張ります!
明日は寒いそうです、雪が舞うかもだと。

なんかね、やっと気付いた。偶然じゃなく、ましてや俺の力でもなく、あの人の手の内にいたのだ。何年間もありがた過ぎる。頑張ろう。

2014年1月16日木曜日

台所壁

今日から、3階北西角の台所の壁に着手した。
曲げハッカーで、鉄筋の縦位置を直し、
鉄筋とコンクリート部分のサビ落とし(ここが一番地味な作業)
そういう作業をしながら、本当にこれで良いのかギリギリまで考える。
まあ、良かろう。と思えたら横筋をカット、加工し結束。

でも、週間天気予報によると当分の間、コンクリートを打てるような気温にはならないよう。
寒いね、まったく。

2014年1月14日火曜日

ニュー!

まあ、寒かったけど、これくらいだったら平気、鼻水垂れても労働日和。
でも、徐々に寒さが増してるから、作業の段取りを間違わないように、
わずかな暖かな日に、コンクリートを打てるように進めなきゃいけない。
写真は今日解体したトコロ、右側は、雪でペッタンコになった一位の枝。
左側は、四角い顔二つ、、、、。これで良いのか?
型枠作りに来てください、。
本気で誘ってますからね、俺、アイデア枯渇やし。

2014年1月13日月曜日

タモリ倶楽部、関西

タモリ倶楽部は不思議な番組だ。
こんなに人気がある番組なのに、深夜。
しかも、全国一気に放送は無く、一週遅れ、三週遅れと、地方に広がっていく。
噂が広がるかのように、全国に伝わって行く。
ツイート見てても、その伝わりようがとても面白かった。
TLによると、どうやら関西でもついに放送があったようだ。これで、全国終わったのかな。
見そびれた人はネットでどうぞ。http://owaraimovielink.blog136.fc2.com/blog-entry-28227.html
ヒットしなかったら、タモリ倶楽部、動画、ホームセンターなどで検索してみてください。
でも、ホント、タモリ倶楽部の影響は大きい。
正月、妻のお父さんが優しかったり。

2014年1月9日木曜日

生牡蠣&ポン酒

部屋で一人で呑みだした。
そんなブログですみません。
今日は、仕事をしなかったんです。雨予報ではあったけど、あまり降らなかったのでホントは働かにゃならぬのだが数日前ある女性に「あなたに会って意見が聞きたい」と電話があり、その誘い文句があまりにきっぷが良いんでね。
彼女のことは、数十年前から知っていて(踊りの師匠の先輩)、ただずっと怖い人くらいに思っていた。目がキッとしてて、甘えた感じが微塵もなく、、、。
舞踏家・中嶋夏さん。大野一雄さんや土方巽の直弟子。
舞踏家って凄いんですよ。夏さんも、70才になられたそうだが、もっともっともっとを目指しておられる。それは先日夏さんの、三田慶応ノグチルームでの踊りを観ていてもわかる。
50・60若造です。
80過ぎて、ドガーッと世界に開いて100過ぎても踊りまくりの大野一雄という大先例があるしね。
そろそろそういう老齢に入ってきた、舞踏家たちが沢山おられる。
コレは楽しみですぜ!まったく!!

ポン酒終わって、焼酎、筑前煮。

夏さんは用事のあと、あなたの現場に行きましょう!と蟻鱒鳶ルにも寄ってくれた。
目が違う。
人生を表現にブッコンでる、生き様のある人の目は、違う。
その目に耐えうるのか、いつも僕は内心ビビる。


今日は、この冬初めての、生牡蠣一パック食べ。
私は、もう3年連続で牡蠣に中っている、ビビる事だらけだね、人生。

写真は、最新おニューのコンクリート。
右側の方は、日芸の町田さんの型枠による。
写真じゃわからんしょ、どなた様も見にいらっしゃいませ、よ。



2014年1月7日火曜日

NHKみてて

今日のクローズアップ現代で
「セルフ」なぜ自分がそう考えるに至ったかを語る
「アス」その問題意識はどう皆に関わっているのか、皆の問題なのかを語る
「ナウ」その為に、今、どう行動してるのかを語る
みたいな事を話していた。
それに対して糸井重里さんが「セルフのトコ、自分の動機の部分が、自分はとても小さい」と言っておられた。僕は「へんたいよいこ新聞」「YOU」の頃から糸井さんファンで、糸井さんのそういう感じに共感していた。芸術家には足りてない感じ、、。
自分の中から湧き上がる熱い必然性が無い、、、、。
僕も小さい、小さい動機をかき集めたらいつの間にか、「蟻鱒鳶ル作る」になった。
ちあきに作ればと言われて、うん、と答えたくらいからスタートしている。
そんくらいだ。
そんなに、偉そうにカッコ良く語るべき動機なんて無い。

でも、でも、、
その奥には、自分にすらわかってなくっても
ちゃんと世界や、未来やにちゃんと繋がる動機があって欲しい、あるはずだ、と思っている。
祈りだ。

とりあえず

正直、どうしたらわからない。
ただ消すはつまらないなー、と思っていて、、でも良いアイデアは無い。

自分にはよくわからない隣人に、とりあえず、声をかけてみると。
セメントペーストが余ったので、少し薄めて、筆で、書き初め気分でザザッと縁取ってみた。
お近づきから。
でも、ホントなんて描いてあるんだろう?
J◯◯S◯◯???

東京港区三田蟻鱒鳶ル、今冬初氷。

早くきたなー、、、。
うー、、、どうするか。
氷が張る気温になると、打設はキツイ。
作戦立てなきゃな。

2014年1月6日月曜日

コンフォルト2月号

コンフォルト2月号に蟻鱒鳶ルが出ています。10ページ。
建築・インテリアの雑誌です。
取材が決まった時に編集者さんが「取材は、建築が凄くわかる人と、全然わからない人とどちらが良いですか?」と訊かれ、「どっちでも、、良いです」くらいに応えると「じゃ、わからない人でいきましょう!」と決まった。
来てくれたのは、少女漫画の私設図書室も運営してるという作家の中野純さん、カメラマンは以前、個人的な興味で一度来てくれていた中里和人さん。

中野さん「月の岬の聖なる坂で天を目指して新築中の遺跡」などと書いてくれている。
そうだったのか!天を目指すぜ!!

1月6日、12時50分

ダンボールを切って型にしてるくらいなので凹凸が浅く日頃はあまり見えないんだけど、陽が横から当たると、文字がクッキリと見える。
蟻鱒鳶ルには、こういうのが沢山あります。

2014年1月3日金曜日

仕事はじめ

忘年会トンネルをくぐり抜け、晦日い(今年はドタバタが過ぎて、ちゃんと告知も出来ませんでした、今年は川口アートファクトリー)妻実家大掃除で年を納め、新年は甥っ子どもの相手などをやり、やっと今日から平常の日々再開だ。
仕事、仕事ー!
今年もちゃんと悩んで行動してをグッタリするくらい懸命に繰り返して
「やっと岡もこういうことが理解出来るような人間になったか」と言ってもらえるくらいに成長したいものだ。
そして、その成長をしっかり蟻鱒鳶ルに刻む と。
ここ数年、僕は蟻鱒鳶ルと共に成長してるはずなんです。
ホント、こんな馬鹿のままじゃ嫌!
もっともっともっとー!!

皆々様!!今年も蟻鱒鳶ル、岡啓輔共々よろしくお願い致します!!

2014年1月2日木曜日

あけましておめでとうございます。

元旦に、ちあきの実家で暇なので、散歩がてら駅前まで歩き、

甥っ子もいたのでアニメだろうとジブリの「かぐや姫」を観たんです。

で、夜、なかなか寝付けないほど興奮したんです。

アニメーションで描かれる、草花、虫、けもの、子供たち、野山の表現にまずやられちゃって、あの感じ!好きでたまらない!!

で、物語の深さとかさ、

もう、だいたい、原作が良過ぎ。

あぁ、これが、日本人の、死生観、宗教観なのだな〜、そうだよな〜と思ったり。

輪廻転生っつうのはこんなイメージで信じられてるんだな〜とか。



で、「わたしは、生きる為に、生まれてきたのに、、、」というセリフ。

ブワッ!ときた!

オレだって!

「生きる為に!

生まれてきたのだ!!!」

そうだそうだそうだそうだそうだそうだそうだそうだそうだそうだ!!!


で、二階堂さんの唄!!!

グワァっ!!!

高畑勲さんの映画にはじめて感動した。80才に近い歳で、こんな境地に至る。

平安の昔に通づる深いトコを知り、

自分の素直さを(素直に表現する)表現を獲得し。


自然と共に生きるサンカへの賛歌!!!!!!!

あー!!!

また、観よう!


人間凄いなと思う。

頑張ろう、オレも頑張ろう!

あー、頑張ろう今年もよろしくお願いします。