2012年3月31日土曜日

嵐来るのか?

春の強風で電車が止まったりしているそうだ。
桜が咲く前で良かった
今日の作業はこれで終了。
ちょっと神田のサウナでデトックス。

2012年3月30日金曜日

柱頭

どうかね?
これ柱頭部分なんだけど。
斜め柱の上にダダッと開く感じ、ライトのジョンソンワックスリスペクト的な。
ま、ムニョムニョモシャクシャとね。
早く打ちたい!
今日は南風が、時々ブゥワァーッと吹きます。
気持ちいい。

2012年3月28日水曜日

芸術。

ナカジマ君の展示を見て、近所のおばさんが僕に「意味がわからない。汚いわ〜」と言った。
多くの人にとって、解らない=汚い。なのだ。
作家の内的な必然で産み出される芸術作品は、なかなか解りづらい。
僕のような鈍感な男は、現代芸術などにふれると、たいていボカーンと立ちすくむ。ちょっとオロオロしたりする。
それでも考えてみる。
で、少し解ったり、解らなかったり。
解らないのに、心に残ったら、それは長い宿題だ。

エースナカジマにお願いして作品の一部を残してもらった。
おばちゃんが、もし考えてくれたらニヤリだ。

2012年3月23日金曜日

広告

秘めたる任務は、蟻鱒鳶ルを広告する事だ。
この任務を怠ると、このプロジェクトはコケかねない。
多くの人に知ってもらい、いろんな角度から応援してもらって、やっとやっと成り立つプロジェクトだと思っている。
来月トークイベントをやらせて頂くメディアセブンの壁面を使っていいと言ってくれたので、雨降りの今日川口へ行き、広告作業。
書いた〜。

2012年3月20日火曜日

「蟻鱒鳶ルに地名」

朝、ナカジマ君、出来は?と聞くと
いいです。との返事。
エースナカジマ力作「蟻鱒鳶ルに地名」見に来て下さい。
夕方あたりは現場で一杯やってます。

2012年3月19日月曜日

エース追い込み

今日が展示準備の最終日。
が、しかしエース寝坊!
ちょっと遅れてやってきたけど相棒とモクモクやっている様子。
蟻鱒鳶ル正面壁に大量に貼られ続ける文字。
近所の人達は、かなり興味津々の様子。
と書いて今、地下鉄永田町あたり、隣に座った男の人に話しかけられる。
「岡さんですよね、ビルの文字かっこいいですね!あ、わたし隣のマンションの住人です!」
一駅だけ話して、去っていかれた。
ん〜!注目されてます!エース頑張れ!

2012年3月16日金曜日

エースナカジマ

一度マウンドに立った時一回で16点もとられて、それからエースって呼ばれているんです。
が、由来のエースナカジマ。
今日から現場作業。相棒カトウ君とモクモクとやっている。
「蟻鱒鳶ルに地名」間もなく、二十日からです。

ちなみに私は、今日バッチリコンクリートを打ちました。

2012年3月15日木曜日

メディアセブン

JR川口駅前にキュポラという新しめの施設があって、その7階にメディアセブンがある。
そこで時々トークイベントが行われていて過去の出演者には新総理の坂口恭平さんや、ほぼ日で「ひとりでビルを建てる男」を連載してくれている磯達雄さんもおられる。
今度の4月26日に僕がやる事になった。
タイトルは「蟻鱒鳶ル、トントン建設中!」
こういうのは数年ぶりの数回目。
今までのは酷かった、特に木更津高専でやらせて頂いた時は、ちょっとした希望以外は、絶望に覆われて頭ゴチャゴチャみたいのをそのままやった。
メディアセブンでは、ちゃんと落ち着いて話そうと思います(当たり前か!)。
500円らしいです。
お暇でしたら、500円分岡をいじめるつもりで、どうぞ来て下さい。
詳しくは又書き込みます。

明日は打つぜ!
北風さぶいぜ!!

2012年3月9日金曜日

フィンランド

妻がなぜ、フィンランドに関する仕事に決めたのか正確には知らない。
でも、相棒の僕にはちょっと理由がある。
いつの事だったか、石山修武さんに言われたのだ。
「お前はアールトを学べ。間違ってもミースなんかに手を出すな!」
その頃、アールトの良さなど少しもわからなかった。退屈な建築家だと思っていた
自分じゃわからなくても、尊敬出来る人がそうせい言うのだったらそうする。
ここ数年は、年に一度ほど仕入れ部隊としてフィンランドに行き、トラムやバスの車窓からチラッと見えるアールトに何ぞを学び続けている。
その学習の結果が蟻鱒鳶ルだと思っていただければ間違いない!
そんな馬鹿なと思っちゃダメです。ホントですから。

2012年3月7日水曜日

「フィンランドいったら」

妻は、少し前に20年以上働いた会社を辞め、将来開くフィンランドのビィンテージ食器を売るお店の準備をしている。
今日から目白のポポタムでやる展示販売会「フィンランドいったら」は、そういう妻にとってとても大切な機会だ。
妻は蟻鱒鳶ルプロジェクトの相棒であり、その地下にお店を開こうとしている人であり、工事期間が延びる事にとても困っている人である。
「フィンランドいったら」初日、妻は保育所の調理バイトで出れないので、僕が代わりに展示番。
僕の五回ほど行ったフィンランド体験をペラペラしゃべりながら、只今売り上げ17400円なり。
奥の展示スペースで行われている きくちちきさんの猫の絵もすごく良いです。

2012年3月5日月曜日

何に依るか

何に依るか?
作る事の悦びに依る。
そう言い切りたい。
のだが、そう簡単に言わせてくれないのが建築の大きさ、深さ、困難さだ。でもそここそが建築の面白さだとも感じている。
普通に日々の作業の多くがしんどい。キツい冷たい暑い汚い痛い怖い、、。
特にコンクリート仕事は扱う材料全てがズッシリ重い。身体はぐっしょり疲れる。
でもこのくらいの事はラジオと鼻唄で軽く乗り切る。
ただどうして良いのか解らない作業、事態がチョイチョイ現れる。
建築を作る事のある部分だけをやっていても(例えば設計)その仕事範囲の広さに愕然とするのだが、今、僕は、建築全てを相手にしているのだ。ただ事じゃない。万物創造の神様の仕事をやらせてもらっているようなことでビビリます当然。
全く把握出来ない見知らぬ広大な世界を勝手などこぞ目指してテクテクと歩いて旅してるようなもの。
知らない事、考え方すら解らない事が次々に現れる。調べる事で理解出来ることもあるが、そもそも調べれない事も多い。わずかな知識と経験を頼りに、こうじゃなかろうかという仮説を立てながら、どにかこにか進む(解決先送りというのも多い)
つくる悦びの溢れた建築を目指すけど、蟻鱒鳶ルには、作る事の辛さ、困難さ、作っている僕のショボさ、全てが包み隠さずズルムケに現れる。
僕の建築は 僕の踊りと同じだ。

僕に依って作られ、ただ僕を曝す。

2012年3月2日金曜日

踊りの時

舞台で踊る時、準備をする。でも、具体的な動きをイメージする事はあまりない。
心の状態を準備する。もし本番まで充分な時間があれば、舞台の裏にでも座る。そして今までの人生で一番うれしかった事を思い出す。具体的にじっくりとニヤニヤが止まらなくなるまで。その次に今までで一番悲しかった事を思い出す。泣くまで。次に可笑しかった事、次に悔しかった事、、、。
どんどん思い出す。一回りしたら、また最初のうれしかった事から。
少しずつ早く思い出せて、二回り、三回り、どんどんやる。
最後には、瞬間、瞬間で笑ったり泣いたりのチョー不安定状態に持ち込む。
これで舞台に上がる。
こんなやり方は、僕の勝手なやり方で他には知らない。
全てのダンスには基本がある。安定してドカッと立たない。安定したら動きが生まれない。西洋だったら爪先立ち、東洋は腰を落とす。不安定な身体をベースにする。
誰かにそう教わった僕は、心を不安定にしてみたのだ。
でも仕込み時間が長過ぎる。
いろいろ試した。焼酎を舞台で一本一気に飲んだりした。当然ダメ。
そこそこ上手くいったのは、舞台上で裸になる、だった。恥ずかしさで心はウラウラして踊らずにはいられない。100本はやったと思う。でもダンダン馴れちゃってダメ。
恥ずかしさはなくなり、だだの裸で踊るのが好きな人になっちゃった。
「何に依って踊るのか?」をハッキリさせる事が僕にとっては、何より大事だった。あわふやなモノに依りたくなかった。
建築も同じ。
ここをちゃんとしたいと思って日々やっています。