2014年12月30日火曜日

晦日い

毎年恒例「晦日い」です。
今年は板橋本町のダンジョン(普通の住宅の地下にある)でやっています。
晦日いは、忘年会な感じの一日だけの展覧会。
パッと展示して、それを肴に、アレコレ話しながら呑む。
僕のは(金沢21世紀美術館の展示のマネ)です。
蟻鱒鳶ルの写真をモノクロコピーで拡大して貼っています。
タイトルは「ビルとズボン」なので、ズボンも展示。

おヒマな人どうぞ来て下さい!
出来れば、展示に飛び入りで!!
小さな写真一枚でも!!!

http://file.chikashitsu.blog.shinobi.jp/map01.jpg

2014年12月25日木曜日

メリークリス鱒

蟻鱒鳶ルパワーアップ!
デジタル距離計を導入。
コレで、ピッとやったら、最大誤差2ミリの精度で40mまで測れます。
これは、一人現場にありがたい!頼もしい!!
スービバで7000円ちょっと。十分安いけど、アッと言う間に1000円とかで出そう。

&、、ついにトイレが導入されました!イエーィ!!
汗をかかない冬場はどうしてもトイレが近くって、辛くって、、、。
だけどね、心狭いんで岡専用です。
たまったら捨てに行くなど、面倒があるんで、、。

そんなわたしですが、皆様の幸せを祈っておりまーす!
メリー、メリー!!
クリスマーーース!!!

2014年12月20日土曜日

書家ッぷり

雨だったので、昼からショカ!
A3のコピー用紙に、一番太いポスカ。
ポスカ途中で液切れ、1本500円するからね、もったいなくって水を入れてみました。
淡墨っぽくて、テンション上がる。
なかなか、良い字が書けないけど、次の用事があるんで、最後に蟻鱒鳶ルを書く。
いつか、暇になったら、書に燃えたい。
墨ちゃんとすって。
白井晟一のように、書きたい。

2014年12月18日木曜日

もう少しUP。

自分でも不思議。
この感じがたまんない。

オッォー!

木っ端の型枠を数日かけて解体。
ブルーシートを外し、外から見る。
内側から見る形は、いつも見なが作っていたので、大体、想像通りなのだが、
外から、はじめて見るそれは、まるで想像と違っている。
驚いた。
俺の写真技量じゃ写真も撮れない。

2014年12月16日火曜日

随分昔、磯崎新さんの講義を聴いた

何年前だろう、15年くらいか、。

話しては、止まり、悩み、又少し話す。みたいな感じだった。
「自分が今悩んでいる先端の話をしてくれている」と感じた。
この感じがとても良く、
(もう俺は答えを知ってるぜ、自信100%です!)みたいな喋り方をする人がハッキリとイヤになった。そういう人ほど声大きいし、。
東京にニョキニョキ聳える超高層のデザインなど、いかにもそんな感じ。
経済と効率を考え、ちょっと今風にカッコ良くしてみました、バッチリでしょ!!
そのぐらいの、思考・デザイン、
残念通り越して腹立たしい。

僕は、デザインについても、こういう感じ(その人の最先端の悩みが現れ、それでも進み続けてるような、、)が可能なのじゃないかと、あの時から頭の隅に置いている。

数年前、磯崎新さんの講演会を聞いていた。
「計画という概念が嫌いだ」とおしゃっていて、
おーっ!と思った。磯崎新を勉強せねばと思った。(でも、数年経っても、1ページの文章も読めてない、。)

で、昨日、桑沢デザイン研究所で、トーク終えて(磯崎さんのことなど話さないのだけど)、質問タイムになり
「おそらく、磯崎さんは、岡さんのやっていることを、全部一度頭の中で考え、やり、無理だ、あり得ないと考えた、、。」という話しが出た。

ダラダラと考え続ける事は可能でも、形にするということは一度思考を止めて、流れを切断しなきゃいけない、。

僕も、考えた。
モニョモニョした思考を「言葉」という形式で表現する事は、すでに、モニョモニョの思考を切断している事であるはずだ。
それでも、思考の大きな流れは切断しないように、小さく小さく切断しながら、言葉にしていく事が可能なように、形も作っっていけるだろう、と。

考えただけだと「無理だ」となるかもしれないけど、
作る行為と、重ねていけば、ミラクルな新たな道筋も見つかろうと。
蟻鱒鳶ルは、こういう風に考えスタートしたんです。

2014年12月15日月曜日

桑沢デザイン研究所で喋ります

今日12月15日、渋谷の桑沢デザイン研究所のスペースデザイン レクチャーシリーズでトークします。
18:00〜21:10
誰でも参加出来るそうです。無料。
お暇な人是非に〜!!

2014年12月13日土曜日

暗闇にニュッと!

昼のツイート
【@OkaDoken: 今日は、型枠の解体はちょっとだけと思ってたんだけど止まらない、全部行っちゃえ!!
夕方にはカッコ良いコンクリートをお見せしますぜ!!】

これです。どーですか!!
トンガリの中には徐々に細くなり、最後小枝一本になるとても小さな「窓」があります!
ゴーへー君が、ここ吹いたら、蟻鱒鳶ルが楽器になるね!と。
暗いので、写真は又今度バッチリのをあげまーす。

今日は、石巻に移り住み復興に頑張る大工のマイケルさん。
この前、喋らせて頂いた滋賀県立大学の、、(あー名前出てこない、、崇、)、、現場に来てくれました。

2014年12月11日木曜日

俺は20世紀に、21世紀を描いてた。

今朝、布団の中でしたツイート。
「@OkaDoken: 寝てて気付いた。俺が20年くらい前に設計したのがほとんど金沢21世紀美術館だった。
雨だし、後でブログに書きます。」

起きて数時間後、アレ?昔、この事、気付いてたんじゃなかったっけ、と自問。
でも、まあ良いか「すぐ忘れるから、何度でも新鮮に感動」なヤツですんで。

僕は蟻鱒鳶ルを設計する直前まで、建築の恣意的な表現を消そうとしていたんです。その頃ある小さなコンペがあり「幻想の建築」というお題が出されこんな絵を書きました1995年頃。

ガラスの一万倍くらいの透明度の直径100メートルくらいの球体があり、それを掘り抜いて建築を作る。なにも見え無い建築。
廊下を歩く人は空を歩いてるように見え、隠れたい人はカーペットとカーテンで閉じる、四角い箱が宙に浮く。

この考えを、現実に落としていくと、金沢21世紀美術館になる。
大きなガラスの円、四角い展示室。
同じだ。

僕はこのラインから撤退して、ひっくり返して、蟻鱒鳶ル。
撤退して良かった。自分が作ったものを「亡霊のようだ」とか思いたくない。

金沢21世紀美術館

ちょこちょこと金沢21世紀美術館に行っているので、まぁ、ボソボソ考えるてる。
この美術館は何だろう?って。
はじめて見た数年前「天国のように静まりかえった死の世界」みたいに思って、今回も亡霊のような不気味さを感じていた。
だけど、僕のそういう勝手なイメージに反して、沢山の人が集まり、チョーチョー大人気スポットとなっている。
兎に角他には無い不思議な建物。
柱は直径10センチほどの白い鉄の棒。
壁面は、ガラスか、白。
展示室の白いボックスが、そのまんま外観に現れる。
搬入口とか機能的に複雑なモノは、地下に埋めてしまう。
消せるものは消す、隠せるものは隠す。
建築を消してしまおうと全力だ。

「それでも、どうしても見えてしまうモノ」をどう扱うか、ここが当然難しい。
見えてしまうんだから、カッコ良くするか、と頑張っちゃうのが普通だろうけど、
でも、そうすると、(カッコ良く)見えてきちゃうわけで、消す方向と違う。
カッコ良く見せようという意図的な操作はしてません。このギリギリのトコまでしかやらない。寸止め建築。

モノは在るのに、無いように扱われる。
亡霊っぽく僕の目に映る理由はここだろう。

展示される作品をハッキリ見せるためにも、背後の建築は表現を消すべきで、、この建築の解法はメッチャ正しい訳で、、。

でも、俺はやなのだ。
寂しい。
在るものは在る。そういうデザインを考えたい。
ここを、ちゃんと考え、作り切れたら、俺、一歩前進だけどな。

2014年12月8日月曜日

夏堀くんに叱られた。

何が、金沢だ!何がマンガだ!!浮かれやがって!!!
バカバカバーカ!!!
蟻鱒鳶ル地下で焚火しながら呑んでて、夏堀くんに随分叱られた。

即興って言っても大した変わりばえ無いし、
コンクリートがたとえ200年もったとしても、こんなデザインじゃ200年なんて無理だ。200年で解けないくらいの問題意識をぶち込まなきゃ200年もちこたえる建築にはならない。

夏堀くんは、いつも蟻鱒鳶ルに怒っている、僕の態度がゆる過ぎると怒っている。
そしてズケズケと言ってくれる、有難い。
反省しますよ。

集中力上げます。
自分が今やれている面白いことを、もっと客観的に正確に理解して、もっと発展させる。
そして、自分が本当にやりたいと願っている、真ん中の部分を見つめる。
他の用事が徐々に増えてきたけど、極力やらない。
蟻鱒鳶ルに没入して行く。

2014年12月3日水曜日

金沢21世紀美術館「RC作製しよう!」無事終了

金沢21世紀美術館でのワークショップ「RC作製しよう!」は、無事にバッチリに終了しました。
こういうのやり慣れてないから、かなりイメトレを繰り返し、それでも、今ここで起きていることにちゃんと向き合うぞと、意識を高めやりました。

終了後の岡のツイート
@OkaDoken: 俺は、コンクリートのワークショップやらせたら世界一、にかなり近いはず。
浮かれてますね。
写真は、かわもとさんから。