2014年8月28日木曜日

がんばんべ

自分で読んでても、恐ろしく下手な文章だなと思うんです。このブログ。
そんなを読んでくれててありがとうございます。

変な夏です。
梅雨も変だったし、その後の大雨、で今のはもう秋雨前線で良いのか?
兎に角、変。

高山から帰って来て、いつものようにグッタリ。今年は除草剤後遺症で更に倍。
半端な雨も降っていて作業もスムーズに進まず、やんなきゃいけない他の用事がドドッときて、フガフガです。

家に誰もいないので(ちあきフィンランド仕事)一人で静かに部屋にいます。
なんだかんだあれやこれやずーっと考えてる。裁縫しながらボーッと考えてます。
頭の回転速度が遅い僕には考える時間というのが、とても重要。
だから、今とても良い。
高山のような場所で、処理出来ないいっぱいいっぱいの情報をドカドカインプットだけして帰って来て、
それを一個一個考えてる、今。

今年の春、ある大物に「高山やめろ」みたいに言われ(たらしく)それだけで、オロオロして、チクショーと泣き言言いまくって、やめてやるーー!!となっていたんだ。
周りの皆に「どーどー!落ち着いて、、頑張りましょー、岡さんトップで今年はやろー」となだめられ、フォローしてもらいの夏の高山。
ホント馬鹿過ぎ、ガキ過ぎ、、

そんななのに、今年は高山建築学校に「岡の取材」で、二人の人が来てくれていたんです。
地に足が着かない感じ。
人生が十倍長かったら、もう少し成長したらその時取材して下さいと言いたいところなんだけど、人生短い。
もう、情けなさも込みで、僕すらわかっていない、僕のやるべき仕事を一緒に探して下さい、、そんな気持ち。

11月には、金沢21世紀美術館もはじまる!
ビビるね。
でも、落ち着いて、地面にぐーっと足つけて、丁寧に考えてやろう。

これは全て、蟻鱒鳶ルを良い建築にする為の、神さんの段取りだ。
乗り越えて進まにゃならん。

コンパネ

僕の化学物質過敏症は、型枠大工の時に日々扱っていたコンパネ(型枠用のベニア)に含まれているホルムアルデヒドによって発症した。
あまり詳しくないけどホルムアルデヒドは、昆虫採集の時に使ったホルマリンの何かで、本来腐るものを、腐らさないパワーがあり、水分タップリのコンクリートの型枠をベニアでやるには、どうしてもこいつのパワーに頼らざるをえないようである。

コンパネは、エジソンが発明したと言われていて、流石エジソン!!と言いたくなるほどに便利なモノ。
何が便利かというと、
設計者が頭で考えた形態が、かなり正確に作れる。という事だと思うんです。
杉板を型枠にしようと思ったくらいでも、杉板のことをかなり理解しなければ難しくなるんだけど、コンパネなら浅い理解で大丈夫。

コンクリートとコンパネは二人三脚のようにタッグを組み、近代建築を盛り上げ、安藤忠雄さんに至っては、ウットリするほど美しい様式に高められたわけだ。

だけどね、兎に角健康に悪い。
型枠材だから、住む人にはあまり影響が無いんだけど、職人さんの身体を蝕みます。
最近は、ベニアの原料になる材木をとるためにアジアの森を潰し過ぎて、そういう点からも問題視されてるそうだし。
あと、化学物質タップリだから、簡単に燃やせなくって、ゴミとしてもかなり良く無い。エコから見てもアウトと。

そして高山建築学校では去年あたりからゴーへー君が「高山でベニア買うのやめよう、今あるのが終わったら終わりにしよう」と言っている。

良い筋だと思う、、だけどと僕は言う。
「いきなりは難し過ぎる。コンパネと近代建築は、その思想性から言ってもバッチリ結びついていて、そこから脱するにはもっともっと考えなきゃ無理だ。若い学生など、コンパネがあって、やっとやっとデザインが出来ているようなモノで、、、」
僕の身体を蝕んだコンパネを擁護したりしてる、、、。

筋なのだ。
コンパネは、素材のこと、工法のことなど、ほぼ何も知らなくてもデザインを考える事が出来るシロモノで、今年の高山のテーマだった「手で考える」をすっ飛ばしていけるお気楽なヤツなのだ、ここは間違いなく鍵となる。

写真は、コンパネを使わないゴーへー君の型枠と、
蟻鱒鳶ルの型枠に使っているベニア(コンパネじゃないので、水に弱くカビてる。ビニールラップ工法で、どうにか使い続けている、うちはセコイから何年も使う)

2014年8月26日火曜日

サウナでデトックスなう

時々化学物質でやられる。
住宅メーカーで大工をやっていた三十代前半の頃、かなり酷くなり病院に行ったりした、それ以降かなり気をつけちゃいるんだけど、どうしてもたまにやっちゃう。
除草剤作業からもう三週間ほど経つけど、まだ体調は完璧じゃない。
体調最悪な状態が、高山に重なりまったく最悪であった。
恨みます、モンサント!
ま、徐々に良くなってるから心配はしてないんだけど、辛いのじゃ!

少し前、新井さんに食品添加物の話しを聞いた「日本が許可している食品添加物は、他の国々に比べて桁違いに多い」と。
ネットでチョロッと調べると、ヨーロッパの百倍、アメリカの十倍みたいな数になっている、、、えぇ????

食品添加物だけじゃない、アスベストとか、ホルムアルデヒドとか、こういう危険な物質に対して、この国は酷過ぎる。

コンビニの揚げ物がいつまでもカラッとしてるのは、シリコンタップリだからだ。
日本のお菓子類などが、世界で人気だと聞くけど、大した技術革新があるわけじゃないと思う、食品添加物パワーだ。
自動車だって、電化製品だって、そんなものじゃないのか?疑うね。
この国、ホント技術大国なんか?
国民の健康考えずに、ヤバイモノガンガン使って、質が良い(と思われるような)もの作って儲けようぜ。毒??薄めりゃ大丈夫よ!!アゲアゲでいくぜー!!
そんなんじゃないのか?

建築の寿命の短さとかも同じ理由だと僕は考える。

戦争に負け、焼け野原になり、こういうヤバイモノの力を借り、ヤバイやり方を選択することで、どうにかこうにか経済復興を成し遂げたのだろう。
そこは、しょうがない選択だったのかもしれない。
でも、もう十分じゃないか?
もーーーー十分じゃないのか!!!!

こういうやり方を改めて、本質的な技術を高めていかないと、
そんなズルイやり口、直ぐに他のもっともっと人権がテキトーな国に持って行かれちゃうだけでしょ。日本で実験したから大丈夫って。
日本人をモルモットにするなーーー!
この、薄〜い毒で日本人は徐々に力を失っていくぞ。

僕は今、体調ダメダメだ。手足の先っちょがしびれている。
気力がわかない。

まね、因果関係はハッキリしないだろうけどね。

只今、サウナでデトックス中!
ポケットWi-Fi記念にサウナから送信!!

2014年8月25日月曜日

もう少し写真をアップします。

FJ根っこ、今年やっと型枠解体。カッコいいと人気高し。使い勝手もバッチリ!
鞣した熊毛皮、高山建築学校にゴーヘー君が野生の風をドンドン吹き込む。
初めて来たカンタ君の作品(6センチのコンクリ板が折り紙のように曲がっている)カンタ君は重たい石(500KG以上あると思う)をビティ足場とチェンブロ使って一人で自由に動かしていた。

帰る直前に慌てて撮影したんだけど、電池切れで少ししか撮影出来ませんでした、、スイマセン、、。

下のタイトル何度やっても文字化けなおせず、、、「高山建築学校2014・2」でした。

この写真は、獅子威し相馬くん、喫茶須貝くん。

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正式に責任者となりはじめての高山建築学校だった。
なのに、僕は、高山行き数日前に行った除草剤散布作業により体調は最悪。
高山について一週間くらいは、痛めた喉に、風邪までのっかり咳が止まらない。
夜も止まらず、喘息のようになり、睡眠も十分にとれない有様だった。
体調ガタガタで集中力無しヘロヘロ。
発言もボケまくり、、、、

更に、スタートから一週間、雨が続く。
もっとも酷かった数日間は豪雨の影響で土砂崩れが続き、近くの道路が次々に通行止めになって、もの凄い不安な状態だった。

神様の馬鹿!!ダンドリ駄目過ぎ!!!
泣かす気か!!!

でもね、今年の高山は強かった!人間力!!
神様の試練をチョイとかわしてたね。

マイアミは、16日の「ホロイ祭り」(ホロイは保ちゃんの「保」の字をバラし「イ」「ロ」「ホ」にし逆読み)の準備を進める。それは映画にもなる予定!!
二十数年ぶりにやって来た藤巻も大活躍!(大量な電動工具を寄付してくれ、自作の器も沢山持って来てくれ、茶室もオープン)
ゆうきくんも、あちこちで学生のフォローしまくり!
3年ぶりの夏堀君は、ホロイテーブルをコンクリートで作り直す。(総重量400kg、20数人がかりでやっと持ち上がる超ヘビー級!)
取材で来られた新井さんや、萱原さんもありがたかった!

学生たちも良かった!!
言い訳せず、素直に全力で課題に向き合ってくれた。
高野君の泥だらけっぷり、ゴットのハイパワー、中村くんの朝礼ラップ、ウンチクたっぷり喫茶須貝、女性陣のスペイシースカート(便用)←何のことだ?
などなどなど!


とっても良い夏でした。
駄目だったのは、僕と雨だけ。

又、来年も頑張ろうぜ!

写真はゴーヘー君の作品。
型枠は竹と農業用ビニールが主。
ゴーへー君が持って来て、皆で鞣した熊の毛皮もカッコ良かった。
ゴーへー君と藤下さんの芝居も良かったな〜。

♩ ホーロイ、ホーロイ、ホーロイ、ホー、今日はみんなで、凧上げ出来る♩

2014年8月24日日曜日

高山建築学校2014

倉田先生が亡くなられた夏、皆で話しあった結論は「高山建築学校は学生主体で続ける。岡と吉江さんがフォローをする」というモノだった。
何とも半端で無責任な結論だったと思うけど、それが力も自信も無い僕らの精一杯の選択だった。
(本当は、高山を潰さないように動きまくった僕がトップをやると自ら宣言すべきだったんだけど僕の信頼はペラペラに薄く、それはあり得なかった、し、僕自身にその自信はまったく、まったく無かった)
最初の頃は、そんなあやふやな高山建築学校をなんとなく僕が仕切ってしまうことが多かった。
何年かはそれでもどうにかうまく回っていたんだけど、その状態に学生達は徐々に反発しだし「岡さんは建物の管理と作業の指導してくれればよく、運営や会計に手を出す必要無し、朝礼などでも発言しないでくれ」と言われてしまうまでに関係はズタズタになってしまった。
同じ頃、OBと倉田家の人達に「岡やめろ!」と言われ続けていていた事もピークに達してしまっていた。
悔しくってしょうがなかったけど、両方に「岡やめます」と言い放った。
どうなるのかわからなかったけど、もうどうしようもなかった。
その発言で、スッと去る人、意見を変える人がいた、、、。

、、、、、、ウンヌンカンヌンあり、、
、、、、、、(飛ばして)

そして、13年間、学生主体という形でどうにかこうにか続いてきたけど、とうとう学生主体というカタチは終わってしまい、同時に倉田先生の頃から長く続いていた法政の学生による高山建築学校事務局も終わってしまった。
法政の先輩後輩諸々の関係者が参加者となりどうにか赤字にならない程度の人数を確保していたショボショボの状態だった。

今年、2014年、僕は、はじめて(正式な責任者)に指名された。
運営組織すら無いまったくもって不安MAXガタガタな状態でのリスタート。
参加者募集のチラシに岡さん!ステートメント!!宣言文を書いてくれ!!
と、学生達に言われ、やっとやっとの文章を書いた。
まだユックリ目に進めたかったけど、お金の無い僕にとって「赤字」は怖過ぎた。
川ちゃんのチラシ、中村さんのホームページ、皆の口コミで、どうにか参加者は集まってくれた。

食事をする場所すら無いような状態であった、、、いろんな大学から集まってくれた、、、、社会人も多かった、、、、心底うれしかった。
うち数人は、岡啓輔という名を知ってて来てくれたという。
こういうこと書くと恥ずかしいけど
「いつか、僕が成長し、僕の名で、参加者が集まるようにならなきゃ、高山は潰れるしかない、僕が成長しなければ、、、」とずっと心に叩き込んでやってきた。
その為に、蟻鱒鳶ルを頑張るしかないと思いやってきた。
法政の流れが終わった年、ギリギリ間に合った。
もっと、頑張んなんきゃな!

2014年8月23日土曜日

読売新聞夕刊連載【しあわせの小箱】に18日から蟻鱒鳶ルの話しが掲載されてます。

たぶん一週間ほど。
まだ見てないけど、とても丁寧な取材だったので良い記事だと思います。
メモを少しとられるくらいで、ICレコーダーなどは使われない。
全部暗記するくらいに集中してインタビューしろ!と先輩達に教わったそう。

写真は、今年の高山建築学校で鞣された熊の毛皮。少し食べてもみました。
ワイルドだろ。

2014年8月22日金曜日

高山建築学校から無事帰還

今年もいろいろいろいろいろいろいろありました。
面白かった!!
写真は去年作ったなるおかさんの。
今年、型枠を外しなるおかさんの指示通り白く塗りました。
働くぜ!!!!!

2014年8月5日火曜日

少し前にこういうツイートがありました。
@takujibin: この写真は色鮮やかでとてもいいなあー。石灰の白と鉄錆びの赤、ブルーシートと黄色いゲートRT @asky37: 蟻鱒鳶ル (アリマストンビル) @okadoken (港区, 東京都)

(下の写真はツイートのじゃなくって僕が撮ったものなので、ブルーシートありません)

僕は結構強めの色弱なので、色に関してはサッパリ弱気なのです。
だから、わからずにやっている岡の仕事を「色鮮やかでとてもいい」、「石灰の白、赤錆の赤」なんて書かれるととてもうれしくなります。

コンクリートは、セメントと砂とジャリと水を混ぜたモノです。
セメントの成分の多くが石灰石。蟻鱒鳶ルの砂と砂利は100%石灰石、だから蟻鱒鳶ルは、鉄筋コンクリート造というより、鉄筋石灰石造!
鉄筋石灰石造は、白と赤!
地球を表現してみました。地球の色です!!

2014年8月4日月曜日

moutakusannda!!!の「大人のブカツ」に出ています。

moutakusannda!!!
紙媒体と違って、たっぷり載せれるってのが良いですね。
カメラマンさん、ポーズとか要求してくるので照れました。

2014年8月2日土曜日

来てくれ!高山建築学校!!

高山建築学校へ

今夏の高山建築学校は、8月10日早朝にスタートです。(九日の夜に現地集合です)
参加者を募集してまして告知です。
高山建築学校の課題は一つ「この敷地に何か作る」だ。
過去に出来ている作品を読み解き、それにつながるようなモノを作る。
これがあったら便利だろうな、と機能的に考えとりかかってみる。
自分の力をトコトンためしてみるようなモノを作る。
大きなモノを作りたいと考えたらプレゼンだ。カッコイイ絵を描いて「俺のアイデア最高だろ、一緒にやろうぜ!」と口説きまくれ。
プレゼンなど苦手な人はやんなくても良い、ひたすらに寡黙に頑張れ。数年通うと腹を決めて進むのも良い。
作りたいと思ったトコロに、ダサいのが建っていたら壊してもいい。
それは絶対のルールだ。
あなたが、つまらないモノを作ったら数年後、きっと誰かに壊される。
そんなん嫌じゃん、。
己の持つ力を振り絞ってメチャクチャ頑張って作るしかないんだ。
でもさ、未熟で、失敗して、誰も理解してくれなくって壊されたとしてもよ、良いじゃんか。
高山建築学校は、挑戦し、実験し、堂々と失敗するもアリの場所よ。
そんな場所他に無いぜ!
稀な場所だぜ。
使わない手は無いぜ!
と言う訳で、高山建築学校は、ギリギリまで参加者受け付けております。
好奇心!探究心!正直さ!&勇気!など!!
心からお待ちしております!
来てくれ!お願いします!!

2014年8月1日金曜日

砂溢るる。

昨日買った砂を見に地下に下りた。
勘が鈍ってたな、砂が豪快に溢れていた。
でも、タップリだ。沢山打てるぜ!
この砂は福岡産、僕と同郷。
トウザキさんはチョー真剣な生コン屋で、ジャリ砂も最高の品質らしい(九州から砂を買ってる東京の生コン屋はなかなかないんじゃないかな?)
トーザキの山下さんが説明してくれた。
この砂は、コンクリートのヒビが出来にくいんです、と。

ジャリ砂搬入

昨日、ジャリをトラック一杯、砂をトラック一杯買って来ました。
歩道の上にトラックをのり上げ、スコップで地下へ投入。
いつもヘロヘロになる作業なんだけど、新井さんが手伝ってくれたので、順番に休憩とりながら無理なく四時前には作業終了。写真を撮る余裕もありました。
藤巻は、二年ぶりくらいだったのかな。
最近、肉体労働やってなかったから疲れた、、と。
藤巻は今年、高山建築学校に参加する。
数年前はどんなに口説いても来なかった。
「まだ、良い仕事が出来ていない、倉田先生にあわせる顔が無い、、。」いつもそう言っていた。
藤巻は今、一軒の住宅の設計に悩んでいる。
「倉田先生にガツンと殴られなきゃ、今のまんまじゃダメなんだ、、、。」
んだんだ。