2014年12月30日火曜日

晦日い

毎年恒例「晦日い」です。
今年は板橋本町のダンジョン(普通の住宅の地下にある)でやっています。
晦日いは、忘年会な感じの一日だけの展覧会。
パッと展示して、それを肴に、アレコレ話しながら呑む。
僕のは(金沢21世紀美術館の展示のマネ)です。
蟻鱒鳶ルの写真をモノクロコピーで拡大して貼っています。
タイトルは「ビルとズボン」なので、ズボンも展示。

おヒマな人どうぞ来て下さい!
出来れば、展示に飛び入りで!!
小さな写真一枚でも!!!

http://file.chikashitsu.blog.shinobi.jp/map01.jpg

2014年12月25日木曜日

メリークリス鱒

蟻鱒鳶ルパワーアップ!
デジタル距離計を導入。
コレで、ピッとやったら、最大誤差2ミリの精度で40mまで測れます。
これは、一人現場にありがたい!頼もしい!!
スービバで7000円ちょっと。十分安いけど、アッと言う間に1000円とかで出そう。

&、、ついにトイレが導入されました!イエーィ!!
汗をかかない冬場はどうしてもトイレが近くって、辛くって、、、。
だけどね、心狭いんで岡専用です。
たまったら捨てに行くなど、面倒があるんで、、。

そんなわたしですが、皆様の幸せを祈っておりまーす!
メリー、メリー!!
クリスマーーース!!!

2014年12月20日土曜日

書家ッぷり

雨だったので、昼からショカ!
A3のコピー用紙に、一番太いポスカ。
ポスカ途中で液切れ、1本500円するからね、もったいなくって水を入れてみました。
淡墨っぽくて、テンション上がる。
なかなか、良い字が書けないけど、次の用事があるんで、最後に蟻鱒鳶ルを書く。
いつか、暇になったら、書に燃えたい。
墨ちゃんとすって。
白井晟一のように、書きたい。

2014年12月18日木曜日

もう少しUP。

自分でも不思議。
この感じがたまんない。

オッォー!

木っ端の型枠を数日かけて解体。
ブルーシートを外し、外から見る。
内側から見る形は、いつも見なが作っていたので、大体、想像通りなのだが、
外から、はじめて見るそれは、まるで想像と違っている。
驚いた。
俺の写真技量じゃ写真も撮れない。

2014年12月16日火曜日

随分昔、磯崎新さんの講義を聴いた

何年前だろう、15年くらいか、。

話しては、止まり、悩み、又少し話す。みたいな感じだった。
「自分が今悩んでいる先端の話をしてくれている」と感じた。
この感じがとても良く、
(もう俺は答えを知ってるぜ、自信100%です!)みたいな喋り方をする人がハッキリとイヤになった。そういう人ほど声大きいし、。
東京にニョキニョキ聳える超高層のデザインなど、いかにもそんな感じ。
経済と効率を考え、ちょっと今風にカッコ良くしてみました、バッチリでしょ!!
そのぐらいの、思考・デザイン、
残念通り越して腹立たしい。

僕は、デザインについても、こういう感じ(その人の最先端の悩みが現れ、それでも進み続けてるような、、)が可能なのじゃないかと、あの時から頭の隅に置いている。

数年前、磯崎新さんの講演会を聞いていた。
「計画という概念が嫌いだ」とおしゃっていて、
おーっ!と思った。磯崎新を勉強せねばと思った。(でも、数年経っても、1ページの文章も読めてない、。)

で、昨日、桑沢デザイン研究所で、トーク終えて(磯崎さんのことなど話さないのだけど)、質問タイムになり
「おそらく、磯崎さんは、岡さんのやっていることを、全部一度頭の中で考え、やり、無理だ、あり得ないと考えた、、。」という話しが出た。

ダラダラと考え続ける事は可能でも、形にするということは一度思考を止めて、流れを切断しなきゃいけない、。

僕も、考えた。
モニョモニョした思考を「言葉」という形式で表現する事は、すでに、モニョモニョの思考を切断している事であるはずだ。
それでも、思考の大きな流れは切断しないように、小さく小さく切断しながら、言葉にしていく事が可能なように、形も作っっていけるだろう、と。

考えただけだと「無理だ」となるかもしれないけど、
作る行為と、重ねていけば、ミラクルな新たな道筋も見つかろうと。
蟻鱒鳶ルは、こういう風に考えスタートしたんです。

2014年12月15日月曜日

桑沢デザイン研究所で喋ります

今日12月15日、渋谷の桑沢デザイン研究所のスペースデザイン レクチャーシリーズでトークします。
18:00〜21:10
誰でも参加出来るそうです。無料。
お暇な人是非に〜!!

2014年12月13日土曜日

暗闇にニュッと!

昼のツイート
【@OkaDoken: 今日は、型枠の解体はちょっとだけと思ってたんだけど止まらない、全部行っちゃえ!!
夕方にはカッコ良いコンクリートをお見せしますぜ!!】

これです。どーですか!!
トンガリの中には徐々に細くなり、最後小枝一本になるとても小さな「窓」があります!
ゴーへー君が、ここ吹いたら、蟻鱒鳶ルが楽器になるね!と。
暗いので、写真は又今度バッチリのをあげまーす。

今日は、石巻に移り住み復興に頑張る大工のマイケルさん。
この前、喋らせて頂いた滋賀県立大学の、、(あー名前出てこない、、崇、)、、現場に来てくれました。

2014年12月11日木曜日

俺は20世紀に、21世紀を描いてた。

今朝、布団の中でしたツイート。
「@OkaDoken: 寝てて気付いた。俺が20年くらい前に設計したのがほとんど金沢21世紀美術館だった。
雨だし、後でブログに書きます。」

起きて数時間後、アレ?昔、この事、気付いてたんじゃなかったっけ、と自問。
でも、まあ良いか「すぐ忘れるから、何度でも新鮮に感動」なヤツですんで。

僕は蟻鱒鳶ルを設計する直前まで、建築の恣意的な表現を消そうとしていたんです。その頃ある小さなコンペがあり「幻想の建築」というお題が出されこんな絵を書きました1995年頃。

ガラスの一万倍くらいの透明度の直径100メートルくらいの球体があり、それを掘り抜いて建築を作る。なにも見え無い建築。
廊下を歩く人は空を歩いてるように見え、隠れたい人はカーペットとカーテンで閉じる、四角い箱が宙に浮く。

この考えを、現実に落としていくと、金沢21世紀美術館になる。
大きなガラスの円、四角い展示室。
同じだ。

僕はこのラインから撤退して、ひっくり返して、蟻鱒鳶ル。
撤退して良かった。自分が作ったものを「亡霊のようだ」とか思いたくない。

金沢21世紀美術館

ちょこちょこと金沢21世紀美術館に行っているので、まぁ、ボソボソ考えるてる。
この美術館は何だろう?って。
はじめて見た数年前「天国のように静まりかえった死の世界」みたいに思って、今回も亡霊のような不気味さを感じていた。
だけど、僕のそういう勝手なイメージに反して、沢山の人が集まり、チョーチョー大人気スポットとなっている。
兎に角他には無い不思議な建物。
柱は直径10センチほどの白い鉄の棒。
壁面は、ガラスか、白。
展示室の白いボックスが、そのまんま外観に現れる。
搬入口とか機能的に複雑なモノは、地下に埋めてしまう。
消せるものは消す、隠せるものは隠す。
建築を消してしまおうと全力だ。

「それでも、どうしても見えてしまうモノ」をどう扱うか、ここが当然難しい。
見えてしまうんだから、カッコ良くするか、と頑張っちゃうのが普通だろうけど、
でも、そうすると、(カッコ良く)見えてきちゃうわけで、消す方向と違う。
カッコ良く見せようという意図的な操作はしてません。このギリギリのトコまでしかやらない。寸止め建築。

モノは在るのに、無いように扱われる。
亡霊っぽく僕の目に映る理由はここだろう。

展示される作品をハッキリ見せるためにも、背後の建築は表現を消すべきで、、この建築の解法はメッチャ正しい訳で、、。

でも、俺はやなのだ。
寂しい。
在るものは在る。そういうデザインを考えたい。
ここを、ちゃんと考え、作り切れたら、俺、一歩前進だけどな。

2014年12月8日月曜日

夏堀くんに叱られた。

何が、金沢だ!何がマンガだ!!浮かれやがって!!!
バカバカバーカ!!!
蟻鱒鳶ル地下で焚火しながら呑んでて、夏堀くんに随分叱られた。

即興って言っても大した変わりばえ無いし、
コンクリートがたとえ200年もったとしても、こんなデザインじゃ200年なんて無理だ。200年で解けないくらいの問題意識をぶち込まなきゃ200年もちこたえる建築にはならない。

夏堀くんは、いつも蟻鱒鳶ルに怒っている、僕の態度がゆる過ぎると怒っている。
そしてズケズケと言ってくれる、有難い。
反省しますよ。

集中力上げます。
自分が今やれている面白いことを、もっと客観的に正確に理解して、もっと発展させる。
そして、自分が本当にやりたいと願っている、真ん中の部分を見つめる。
他の用事が徐々に増えてきたけど、極力やらない。
蟻鱒鳶ルに没入して行く。

2014年12月3日水曜日

金沢21世紀美術館「RC作製しよう!」無事終了

金沢21世紀美術館でのワークショップ「RC作製しよう!」は、無事にバッチリに終了しました。
こういうのやり慣れてないから、かなりイメトレを繰り返し、それでも、今ここで起きていることにちゃんと向き合うぞと、意識を高めやりました。

終了後の岡のツイート
@OkaDoken: 俺は、コンクリートのワークショップやらせたら世界一、にかなり近いはず。
浮かれてますね。
写真は、かわもとさんから。

2014年11月29日土曜日

RC作製しよう!!

明日11月30日(日)は金沢21世紀美術館でワークショップをやります。
タイトルはいつも通りの「RC作製しよう!」
直径1.5mほど、重さ200kgちょっとのコンクリートの輪っかを、参加者20人の人達と、汗かいて、手練りで打ちます。どんな人達が来てくれるかとても楽しみ!
作った輪っかは「3.11以後の建築」展で展示され、その後、東京に運ばれ蟻鱒鳶ルに合体します。

あと、今回はコンクリートに鉄筋ではなく、樹脂繊維を入れるのでこれも楽しみ。
昨日、一回打設分ごとに計量したんだけど、軽くって、まるで頼りない感じだった。これがコンクリートを強くするってとても不思議、面白い材料だ。
東京で数回、試し打ちをしようと思っていたけど、やれてなくって、結局ぶっつけ本番です!

金沢はなかなか気持ちいい天気です。明日、頑張るぞー。
そうだ!明日、作業中ずっとRCサクセションをかけよう!
うん!良いアイデアだ!!

2014年11月28日金曜日

タマシイ

大柴陽介くん(36)が亡くなってしまいここのところさびしい。
友達と言えるほど親密な付き合いがあったわけじゃないけど、町で会えば、ニヤッと近づいてきてくれ立ち話をしたし、大柴くんが大工をはじめてから、二度ほど作業についての相談の電話をもらったりした。
もちろん、大柴くんの音楽やパフォーマンスを何度も見た。大笑いしたり、大感動したりした。

サラリーマンをやめ東京に出て来て、小川てつオと出会った頃から、大柴くんのような表現に向かって真っ直ぐな、純真な、強烈なパワーで貪欲に突き進む人達に沢山出会った。
僕は、田舎者でボーッとしてて明確な望みも無かった。サラリーマン漬けで寝呆けた精神を、彼らを見ながらリハビリしていたんだろう。
大柴くん、凄みがあった。時に、純真無垢なタマシイの大暴走も見た。
打算が無く、素っ裸な、原始人のような男。
何年か前に電話で「大工出来るようになったら、岡さん一緒にチンポの形の家作ろう」と言ってきた。
笑って、ちゃんと答えなかった。
でも、昨日通夜で聞いた。(部族を作りたい)と大柴くんはいつも言っていたと。
本気だったんだ。部族の暮らす家は(チンポ)形じゃなきゃダメだったんだ。
一緒にチンポ作ったら、親友になれたはずだった。悔しい。俺は大柴くんともっともっと遊びたかった。

大柴くんが逝って、タマシイという言葉を考えていた。
心の真ん中にあって、それを変えちゃったら、その人がその人で無くなっちゃうような大切な部分。
その部分と共に生きるには、いつもその部分に耳を当て、更にそれをそっとしまっておくだけじゃダメで、表に出し鍛える必要がある。
表現者とはそんな者だと思った。
通夜には、そういう人達が沢山集まっていた。
今日の葬式もきっとそうだろう。
大柴くん、グッバイ!

2014年11月21日金曜日

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量は少なかったけど、打ちづらい場所でなかなか大変でした。
この前からのトンガリを更に伸ばしています。もう一回打ってここは終了。
トンガリも良いけど、その中の穴!
次は、一位の枝を入れ、更に穴を細くします。
ここからわずかなわずかな風や光が入ってくる、という作戦。

20日、大好きなミュージシャンの大柴陽介君(36)が、クモ膜下出血で倒れ逝ってしまいました。
大柴くんは何年か前から大工をはじめていて数回連絡してきて「岡さーん、明日、xxxxxxxxxの作業やんなきゃいけないんだけどどうやってやるの、、教えて〜」と、「電話で、教えるの難しいけど、、、、」と説明「わかんないや、、岡さんさ〜、いつか俺とチンポの形の家作ろうぜ〜」と、、、
昨日、今日、作業しながら「このトンガリを、大柴くんに捧げてチンポの形にしようか、、」と悩んだけど、、やめました。やめました。
でも、あの、純真バカチン野生児な大柴くんの魂継いで、岡、がんばります。

2014年11月20日木曜日

RC作製所 名乗る資格無し!

お許しを〜。
「C」がコンクリートだから「R」は鉄なのだと学生の頃から思い込んでいました。「R」は補強という意味らしいので繊維で補強でも間違いじゃないんじゃないかと。

バルチップ

コンクリートは、ローマ時代にガンガン使われたけどあまり広がらず、続かず、
19世紀後半、鉄筋と組み合わせてから、世界中に爆発的に広がった。
でも、鉄筋を加工し組む作業がなかなか面倒で手間がかかり過ぎるとか、コンクリートが中性化した時に、鉄が錆びコンクリートを破壊してしまうなどの欠点も有り、最近はちょっと人気薄。
そこで、土壁に藁すさ入れるみたいに、コンクリートに繊維質の物を入れ、鉄筋を入れずとも丈夫な構造体を作ろうと研究開発が行われていて、橋など、実現してる例もいくつかはあるのだそうだ。
まだ鉄筋の代わりにドンドン使えるようなモノにはなっていないようだけど、商品になっている物もあり、金沢のワークショップで、使ってみようとメーカーさんに連絡し、一袋送って頂いた。
バルチップ!
さぁ!試しますぞ!

ただ、問題はアレな。
俺「RC作製所・岡土建」で、
金沢のワークショップは「RC作製しよう!」だからな、、。
「R」を入れぬ訳にはいかんよな、、
コレは魂です!とかなんとか言って、小さな鉄を入れるかな、、。

2014年11月19日水曜日

見学者

今日は、見学者が多かった。
朝日カルチャーセンターで、十名弱の初老なおじさんやおばさん。
少し説明して欲しいと事前に言われてたんだけど、こういう年齢の人達に何を話せば良いのか、ちょっとボーゼン。
デザインとかじゃなくって、主にコンクリートの質や寿命について話し出す。まあまあ伝わった様子。
真剣にメモる人など。
おいくらくらい払ってこういうツアーに参加されてるのか知らないけど、これはこれで楽しいだろうなと思う。

3時休憩してたら、読売新聞を読んで来ましたというご夫婦。
うわーっ!!て悦び全開な感じで見てくれる。
こんな風に見てくれる人が最近多い、建築関係じゃなくって、少々遠くからわざわざ夫婦で見に来てくれ、熱い!
こういう方々からたっぷりキラキラしたパワーをもらって、蟻鱒鳶ルは頑張るので蟻鱒。

金沢21世紀美術館のワークショップでどうやってコンクリートを打設するか悩んでいたけど、(写真のこの輪っか!)今日やっと決定。鉄筋は入れずにバルチップという合成樹脂繊維を入れることにする。
明日にはサンプルが届くと思う。この材料が面白く使えたら、蟻鱒鳶ルにも使おう!

2014年11月17日月曜日

ブログを、。

最近、ブログの更新をやれていないのですが、ヤル気が無くなった訳じゃないんです。ブログをどうにかしようとアレコレと考えてて、毎日考えてて、まだグッドアイデアに至っていなくて、このザマなんです。
先ず、動画を導入したい。
カメラ買うお金は無いので、どうにかこのiPadで、。
安い三脚と取り付け器具だけ買って、。
で、何を撮るか、、(ここが当然一番重要、、)
時間も無いし技術も無いので、NO編集一発撮り、。
ブロガーだけだと、この前みたいに消えたりして不安なので、他はどうだ。
やっぱりアメブロが良いらしい。アクセス数が全然違うと、。

そんな事グルグル考えてるんです。

写真は、木っ端型枠。更にグイッと出しています。どのくらいでやめるか思案中。
五時にはトップリです、寒くもなってきた。
風邪ひかんようにせにゃね。
足場作業が多いので、体調重要!!

2014年11月8日土曜日

立冬過ぎて、ここから!!

昨日のコンクリート打設は久しぶりだった。
高山建築学校、フィンランド行き、金沢21世紀美術館の展示準備と他用が多くなかなか集中して蟻鱒鳶ル作業に手をつけられなかった。
でも、当分フリーだ!働くぞ!!
11月から1月半ばくらいまでの時期、ここが一年で一番作業が捗る時期だ。
三階の床、階段を仕上げ、奥の小部屋の壁をどれだけ立ち上げられるか?

今日は雨が降り出したので、これで終了。
たまったメールの返信をせねば、、、
サウナに行きたい、、映画に行きたい、、、、
雨、有効に使いまーす!

写真は昨日打ったトンガリ。まだまだ出すよ!
この中の「穴」も素晴らしくなる予定。

2014年11月6日木曜日

『本』

金沢21世紀美術館の展覧会に合わせて「3.11以後の建築・社会と建築家の新しい関係」という本が学芸出版社から発売されています。(2200円+税)
この本の一番最後に蟻鱒鳶ルも8ページ載せて頂いています。
わずかな文章ですが、いつものようにヘロヘロになって書きました。
どうぞ、良かったら読んで下さい。
展覧会前にこの本を読んでおくと展示もより面白く見れると思います。

2014年11月5日水曜日

ひだびと。

「ひだびと。」2014秋号、巻頭特集(高山建築学校)が出ました。
飛騨に対する愛情たっぷりの丁寧なフリーペーパー!
只今、発行人の釜谷さんが、蟻鱒鳶ルまで持って来てくれました。
先着20名様。欲しい人は岡まで。

さ、もう一作業!!

2014年11月4日火曜日

21美展示

蟻鱒鳶ルをはじめる少し前、ボンヤリだけど、やっと建築界の地図が描けて、その中で自分がどこにいるのかがわかった。
蟻鱒鳶ル後半戦に入る今、金沢21世紀美術館に展示してもらった、ありがたい。。
二つの建築展で、戦後から今がちゃんとわかる展示になっている。
この展示をジックリ観、僕はあの時よりもっと正確な建築地図を描き、自分の位置を正確に置き、向かうべき方向をもっと正確に見つける。
そういう機会だ。

写真は、久しぶりにペンキを塗った蟻鱒鳶ル看板。
ペンキは21美で余ったライトオレンジ。

2014年11月3日月曜日

金沢21世紀美術館から、滋賀県大談話室。

このツアーは沢山のうれしい事があって書き切れない。
もー、次々と沢山の人と出会い話した。
うれしくてしょうがない。
適当な、ダサい質問が一個も無かった、、真っ直ぐにスッと皆が話してくれた。

世の中は鏡だ。
壁キャッチボールだ。
真っ直ぐに投げないと、真っ直ぐに帰ってこない。
もっともっと感度を上げて頑張ろう。

うれしいので褒められツイートをUP!!

【21世紀美術館! @OkaDoken 岡さんの実物大、蟻鱒鳶ルの写真、すんごい。みんなポカーンと見上げてる。かっけー。ひたすらかっけー。力あるなぁ。】

【 第54回談話室(滋賀県立大学環境建築デザイン学科)岡啓輔「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)トントン建設中」に参加。18:30からというので、ちょっと昼寝と思ったら寝過ごした。30分遅刻。しかし、話はよかった。よくやるよ!!!。高山建築学校もなつかしい。建築することの意味を問い続ける。】

【 岡啓輔さんの講演、あらためて建築は人が生きるためにある、と感じられた】

【建築って、スゲー可能性あるよね。そんなレクチャーでした。岡啓輔さん、かっこいい。おれだって、建築家なんだ!!ダンワシツ最高!!!】

ザス!!

2014年10月31日金曜日

♩平面ビルの蟻鱒鳶ル様は、根性根性ど根性〜泣いて笑って喧嘩して〜♩

金沢21世紀美術館での展示作業、無事終了〜。
慣れぬ展示作業は、時間が読めない。日頃気にもしない小さなトコを気にしたり、お客さんどう観るかな、と考えたり。でも、昨日夕方6時くらいにはワークショップの準備含めキチンと終える。49才ちょっと成長したな。
鷹野隆大さんの撮ってくれた原寸大の平面蟻鱒鳶ルの下での作業は、アウェーなのにホーム感たっぷり。何度も三田にいるような気分になった。

写真はまだブログなどに上げないで下さいねと言われてるけど、これくらいなら良いかな。
ぴょん吉。

2014年10月27日月曜日

秋の高山建築学校

山々の紅葉がとてもキレイです。
この秋、数河ではすでに10頭の熊が捕獲されたそう。
春にマイマイガという蛾が大量発生し、木々をダメにし、森に食べ物が無いのだそうだ。
下の山村酒店は9月に閉店したそう、さびしい。

今は金沢、21世紀美術館の展示作業です。沢山の建築家と挨拶。
井上雄彦のガウディ展やってて、観たいけど、その余裕が作れるかどうか?

2014年10月23日木曜日

SANAAの丸に勝ーつ!!

金沢21世紀型枠完成。
雨が止んで良かった。予報どうり夕方まで降ってたら辛かったな、。
少し余裕をもって完成、あと、梱包を考える。
どうでしょうかね?鉈割りと山葡萄上手くコンクリートに現れてくれるとうれしいけど。
鉄筋をどうするか決めきれなかったけど、これを機にファイバーやってみるか。
あの未来っぽいのやってみるか、、。WSまでの宿題。早めに手に入れ試してみなきゃな。

明日、トラックがやって来て金沢へ運ばれます。いってらっしゃーい!
金沢の人々とWSでコンクリートを打ち、次の夏前には蟻鱒鳶ルへ帰還予定。




2014年10月22日水曜日

【54th DANWASHITSU岡啓輔氏のお知らせ】

滋賀県立大学で講演会をやらせて頂きます。
人にちゃんと伝わるように、慌てず、丁寧に話したい。

【54th DANWASHITSU岡啓輔氏のお知らせ】

11月1日(土)のDANWASHITSUでは、東京で一人「蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)」と命名されたビルをセルフビルドで建て続けている岡啓輔氏をお迎えします。
この「蟻鱒鳶ル」は2005年に着工し、現在も建設中。建築の意匠はほぼ即興で、ダンスをするように作業を進めておられるそうです。
講演会では、岡啓輔氏が建設を進めておられるこの「蟻鱒鳶ル」を中心にお話いただく予定です。
皆様お忙しいとは思いますが、ご友人共々お誘いあわせの上ご参加ください。

●講演会・座談会――――――――――――
〇日程:11月1日(土)開場18:00、開演18:30
〇場所:B0会議室(講演会)、談話室1(座談会)
〇ゲスト:岡啓輔氏(職人)
〇講演タイトル:蟻鱒鳶ルトントン建設中

●勉強会―――――――――――
〇日程:10月29日(水)19:00‐
〇場所:B2-202(松岡研究室院生部屋)

●プロフィール――――――――――――
おか・けいすけ
1965年、九州柳川生まれ船小屋温泉育ち。有明高専卒業後、土工、鳶、鉄筋工、型枠大工、2x4大工など現場で職人として働く。毎夏、高山建築学校に参加。舞踏を学び、岡画郎というスペースを運営していた。
東京三田で鉄筋コンクリートの小さなビル「蟻鱒鳶ル」をセルフビルド中、只今10年。

蟻鱒鳶ル保存会[http://arimasutonbi.blogspot.jp/]

2014年10月21日火曜日

丸三つ

金沢21世紀型枠を作ってるんだけど、今日の作業でどうにか型枠の目処は立った。
アイデア満載の俺は、山葡萄の蔓の周りには直径四センチの小さな穴をあけて可愛くしようとしている。プクッと丸く膨れるのだ。
あとは鉄筋をどう入れるか、、。
鉄筋やめて、ファイバー入れてみようかとも思案中。
明日、雨のようだから、キチンと調べよう。

2014年10月20日月曜日

金沢21型枠

金沢21世紀美術館に展示する型枠を作っている。
オレはアイデア満載な男だから、金沢はまん丸が良かろうと思い、そうした。
型枠材は、トラフさんに頂いた小割りを鉈で割り作った、。
上手くいくかな〜、。
この型枠に、WSに参加してくれる金沢の人達とコンクリートを打設し、大きなコンクリートの輪っかを作る。展示が終われば、東京に運ばれ蟻鱒鳶ルの一部となる。

2014年10月18日土曜日

フィンランド行〜ったら3'


昨日から28日まで、目白のポポタムさんhttp://popotame.netで、フィンランドの友人マッティー・ピックヤムサの展覧会があり、その横でちあきがフィンランドのヴィンテージ食器などを売っています。
マッティーは、車の中でも、呑んでても、いつでも絵を描いててノリに 乗ってる絵描き。
僕が今ツイッターとFBのアイコンで使ってる絵は、マッティーがチョチョイと描いてくれた「蟻鱒鳶ル作るゴリラの岡」
でも、今回はちょっとチョンボしてて、絵が少し届いてない!エクスプレスで送ったそうなので、今飛んでますかね、シベリアの上あたりですかね。
写真の手前の陶版は、岡啓輔チョイス。牛や猪がカッコイイでしょ。




2014年10月15日水曜日

3.11以後の建築

金沢21世紀美術館という大人気の美術館で11月1日から来年の5月10日まで「3.11以後の建築」というタイトルで展覧会があり蟻鱒鳶ルも展示して頂きます。

とてもありがたい事でうれしいことだけど、何か不思議な感じがしています。
僕が何しようと、建築界で反応してくれるのは、石山修武さんとか、藤森照信さんくらいなもので、後の人達にはあらかた無視されるだろう、、と、いじけてたっていうか、、ね。
それが今回は、五十嵐太郎さんから指名されてSANAAのでですよ。
建築界の中じゃチョーメジャーな感じですコレ。
ホエ〜、、て気分ですよ。

だいたい蟻鱒鳶ルをはじめてですからね、セルフビルドとか手で考えるとか考えてるの、現場で働いてきたり、高山建築学校通ってても、その重要性とかあんまり考えて無かったから。いつか「設計の肥し」になるくらいの発想で、、。
実際は、なんかもう、行きづまって、しょうがなく、、小さな小さな希望みたいのにすがりついて、重い腰上げて、蟻鱒鳶ル作りをギリギリでやり出した。
やり出したら、
「おー、そっちやってくれる!そっち人気なくってやる人いなかったからさ、岡君、そっちの方の係ね!ヨロシク!!」
って指名された感じ。
僕が、こういう建築家になろうと目指し努力してきたというより、成り行きでコッチ側の係に指名され、振り向いたら、今までの経験が意外と役に立ってる、という、、。
無意識にここ目指してやってきたと言えなくもないけど、、。

ま、ともあれ。
係に指名されたんだから、あとはもう迷いません。
使命感持って、人生ブッコンでコッチの係を全うする所存です、ハイ。

2014年10月14日火曜日

残念、、

三田(みた)の蟻鱒鳶ルの地下掘りで出た土と石は、箕田(みだ)に置いてたんだけど、急遽駐車場になる事になってしまい、今日トラックを借りて、石だけでもと思い運んできた。
土、、残念!

蟻鱒鳶ルの前の道は江戸より古くからあり、多くの人が住み続けていた場所で、モルタルなんてないから、石を複雑に組みながら擁壁を作り土盛りしていたのだ。
敷地の深くにその石組みがあり、鋼管杭が打てなかったので、この石たちを掘り出すことから蟻鱒鳶ルの工事はスタートした。
デザインなんて簡単にやらせないぜ、と土地の神に洗礼を受けたような辛い作業だった。

この石は、故郷三田へ帰り、蟻鱒鳶ルの何かになります。

2014年10月12日日曜日

100kg

約100kgほどのコンクリート版を二枚動かすだけで2時間かかった。
途中、何度か重さに「誰か助けてくれ〜、、、」となった。二人でなら楽勝作業なんだけどな、、。
ひとりのパワーだけじゃ無理。
テコとコロを使い、考え考え小さなアイデアをいろいろはさみながらやっと予定の位置へ。
たったこれだけの作業でかなりグッタリくる。
これで金沢へ持っていく次のを作る場所が出来た。

日曜の昼はNHK FMキラクラが楽しい、今日はフカワさん休み。

2014年10月11日土曜日

初投函

鴻巣用事を終え現場に着くと
ゴーヘー君が作ってくれた山葡萄の郵便受けについに手紙が!
初投函に相応しい置き手紙。
名和さんのお知り合いのピアニスト、センチメンタル岡田さんより。
手描きのスケッチが素晴らしい!!
素晴らしいのでブログに上げさせて頂きます!!

さ、数時間肉体労働に燃えよう。

2014年10月10日金曜日

撮影チュー。

金沢21世紀美術館の展示物として、映像を撮ってもらっています。
前に、「建築と日常」のイベントの時に映像を撮ってくれていた降矢さん久保田さんコンビ。
昨日は終電まで、今日も午前中から、日暮れ過ぎまで。
カメラをスライドさせるレールまである!
なるほど、あの流れるような映像は、コレで撮るのか!!
それでも、そんなに大袈裟なシステムじゃない。
二人で手持ちでいけるくらいの量。
カメラは一眼レフのヤツ。デジカメ進化凄いね。
こういう撮影でうれしいのは、僕がここ良いぞと思って作ったトコロを「ここ良いよ〜!」と撮ってくれてる時。ニヤリとしますね。
逆に自分が気づかなかったトコロを撮ってくれてると、後から見に行ってなるほどな〜と思ったり。
兎に角撮影楽しい。
ただ、今日はコンクリートも打ったのでヘバヘバです。
あと、雨のシーンを撮るそうだ。楽しみ。
不安だった金沢の展示もだいぶ進んできた、もう一踏ん張り。

2014年10月9日木曜日

型枠だよ。

金沢の展示に持っていくコンクリートの型枠です。
てんこ盛りな状態。笑っちゃうね、一応、最近の型枠の集大成的な、と思いまして。
今日はこれと、バベルの塔の二つの型枠を打設した。
出来るだけ軽くしたかったので、7センチ厚にしたんだけど、圧力足りるかな、葉っぱがクッキリ出るとうれしいんだけど。

今日は夕方から、金沢の映像の撮影もはじまった。
降矢・久保田チームが気合いを入れて撮ってくれています。
モデルさんがランタンを持ち暗闇の蟻鱒鳶ルを静かに歩くというシーン。
岡ADは無能過ぎるのですぐに廃業。
でも、そろそろ差し入れに行こうか、、。

アリマストンビナイト!

一昨日、色々な事情がありまして、ゴーヘー君一家が蟻鱒鳶ルに泊まっていった。
夜は、現場でずいぶん呑んだ。
ゴーヘー君の子、太陽(たよ)君(二歳)は、なかなか良い。
奈良美智の絵にいそうなランキングに入るね。
野生児度も高く、すぐに裸んぼ。
そして、蟻鱒鳶ル初ウンコも決めた。自慢気にひとに見せている。
で、唄う。
♩アリマスートンビル〜♩
♩アリマストンビナ〜イ♩

写真の後ろのボンヤリは、ユーキ君と麦。

2014年10月6日月曜日

台風去った

10月の台風が過ぎ去った。
風はさほどでも無かったけど、昨日からの雨量はかなりのモノだった。
濡らしちゃいけないものを、いくつも濡らしてしまった。
地下も久しぶりに、全面が池になっている。
写真は、地下池に映った蟻鱒鳶ル。

2014年10月5日日曜日

mixi

mixiにも写真が残ってたのか。
デジカメなんて一度も所有したこと無いから、その頃の小さい携帯で撮ったんだろうな。
蟻鱒鳶ル地下掘りの写真。八年前だ。
先の見えない作業だったけど、いろんな人たちが手伝いに来てくれて、笑いながら楽しく作業したな〜。
階段の美しさ競ったり、可愛らしい部屋をそれぞれ掘ったり。

2014年10月3日金曜日

建築欲

丸い板を三枚切り「建」「築」「欲」と書く。
そして、少し前に作ったバベルの塔の型枠に貼り付けた。
コンクリートを打ち、金沢21世紀美術館に展示する予定。

どういう文字を入れようかといろいろ考えたんだけど、なんか可笑しくって笑えたので「建築欲」に決定。
良いコンクリートが打てますように。

2014年9月29日月曜日

ホロイ祭り

今年、高山建築学校の期間中にマイアミを中心にして、皆で協力して祭りをやりました(生憎の雨続きで、凧揚げなどやれない事が多かったのですが、、)
祭りのタイトルも皆で話し合い「ホロイ祭り」と決定。
そして、その時に撮影した映像を元にして過去の高山の映像も入れ、マイアミが編集作業を終え、蟻鱒鳶ルで試写会をやる事になりました。
明日30日、夕方六時半から、ちょっとした演劇と、映画どうだった?を言い合う会もあります。
日暮れは寒くなるので、服装注意でお越しください。

2014年9月27日土曜日

郵便受け

昨日ゴーへーくんが誕生プレゼントでくれたゴーへーくん手編みの山葡萄の駕籠を郵便受けにしてみた。
一位の枝をコンクリートの穴に差し込み石で押さえる、枝に駕籠を下げ、もう一本の枝で駕籠が外れないように工夫。韓国から来た建築廃材のアルミの板に〒マークと住所を書いて差し込んで完成。
あとは郵便局に行って「蟻鱒鳶ル」で郵便が来たらここにお願いしますと登録すれば良いんだよな。

49

昨日49才になりました。
FBやTwitterでメッセージくれた人、ありがとうございます。

49才、身体は順当におっさんになってますが、精神はまだまだガキンチョな感じです。成長の遅さ!まったく困ったもんです!!

昨日は働きませんでした、、、あぁ、、。
前日からいたゴーへーくんと朝やって来たタローとズーッと現場で喋っていて、夕暮れ頃には呑み出し、アパートに移ってちあきが作ってくれた夕飯を食べながら、ズーッと喋っていました。

最近、頭のアチコチで考えてた断片を繋げながらモニョモニョ話していて、
「あ!それ、凄く良いんじゃん!!いけてるいけてる!!!」などと言われ、
フムそうか、、フム、、、。と。
まだ、ちょっと絵空事過ぎるから書きませんが、
49才の誕生日にフツフツと湧いてきたこの野望、どうにか育ててみようと思います。
写真は、この前フィンランドに行った時にマッティーが描いてくれたオカノカオ。
(少し若めに描いたと言っていました)

そして49才の誓い「ラーメン二郎は麺半分にする」。健康重要やからね。さっそく今日実行しました、ちょうど良い!