僕の「考える」のかなりは反省だ。
昔の日記や、絵、を見返し、今はとっくに忘れてしまっている気持ちや、考えを復元するかのように思い出し、それは何だったかを考え、今の考えと合わせ、つながりとかを考える。
ただでさえちっぽけな自分なのだから、過去の自分も引っ張り出してきて、岡啓輔総動員で考える感じにするのだ。
自分の筋くらいはちゃんと通したいし。
最近は、蟻鱒鳶ルを作り出す直前の頃の事を考えていた。
このあたりに、蟻鱒鳶ルの最終コーナーを曲がり切ったあとどうやって作るのかの大切なヒントが埋れてると思っているのだ。
先日、トクリンが、僕が結婚した頃に書いた文章(ミニコミ気分で印刷し皆に配っていた)を持ってきて見せてくれた(写真)、たぶん、ちあきと「家を作ろうか?」と話しはじめた頃だろう。
建築で暮らしを立てよう、仕事下さい的な文章だ。
少し前に、亀に依頼され「小さな二階建ての風呂」を完成させ(NHKが短い番組を作ってくれたし結構褒められもした)、小さな自信を得ていた。
この亀風呂は、透明な建築がちょっと動き出すような表情をしていた。
なかなか何も出来ない、僕や亀への「動こうぜ!」っていうメッセージを込めた小さな建築だった。
グッタリと絶望していた後、やっとやっと、ちょっとでも頑張んなきゃ、、という文章。
昨夜、屋上で洗濯物を干しながら、小川てつオのお父さんが昔言っていた言葉を思い出した。「反省反省で半生が過ぎた」。なんでかずっと覚えている。
アレは小川父50才の言葉だったかも知れないな。
オレも今年50才、反省に磨きをかけよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿