2013年9月5日木曜日

高山建築学校2013の16

もう一人の高台秩序派、成岡さん。
南北に正確な向きで立て、高さは2400。真っ直ぐなスッとしたコンクリートの板が立つ。電源を引いたり、照明を点けたり様々に機能する事だろう。
無秩序な高台に秩序を示す一手。
成岡さんは、表現をちゃんと考え、インスタレーションでそれを示してきた。
でも去年から、その時だけで終わるインスタレーションじゃなくて、時間や、機能とも向き合った建築に向かおうとした。
でも、数年で答えが出るほど建築は簡単じゃない。思いの全てをまとめ切ることがなかなか出来ない。どれが最も大切で、どれを切り捨てるべきか、決めきれなかった。
で、この夏は、チョロッと秩序派に転じた。
機能と秩序とシステムとっていう、誰もが文句がつけれない辺りに寄った。
これで良い。まずは良い。
そこを徹底的に考えた先、その先に成岡さんの表現すべき何かが見えたら、その時は、絶対取りこぼすなよ!
高山でやった全てを忘れちゃダメだからね。

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