11月22日、[蟻鱒鳶ルは法律ちゃんと守れてるのかチェック]があった。
この日の為にここ数年は、手直し作業や大量の書類の整理に追われてたし、最後の一月は、
日頃グータラしてる岡じゃないくらい、時計を見つつシャカシャカと働いた。
最後の最後に単管足場を全部外す作業をした。
何だか不安だった。
べつにシートで覆われてるわけじゃないのだから、単管があったトコロでほんの数%視界が遮られてるだけなのに、その単管がなくなり全貌がハッキリと見える事に不安があったのだ。
蟻鱒鳶ルは作り続けている事が美しい、などとよく言われていた、
「建設中」を示すこの単管が、蟻鱒鳶ルにイキイキとした生命感のようなモノを与えていて、無くなったら、急に寂しくなって、つまらなくなるかも知れない、そんなチョボい不安だ。
単管を外しはじめると、それは全くいらぬ不安だった事がわかった。
単管が有ると、垂直、水平が強調され、躯体の微妙な傾きなどわかりづらかったけど、
なくなると、(どう考えながら作っていたか)がハッキリとわかるし、
考えもしなかったし、予想もしてなかった面白みがどんどん見えてくる。
まるで、大きな化石が発掘しているかのようなワクワク感!
コレは良い!
うれしさがこみ上げて来た。
22日、無事検査を終え夕方まで手直し作業をした。
帰りぎわ、一枚だけ写真を撮ってツイッターに上げた。
ビックリした、ものすごくRTといいねがつきだしたのだ。
僕が思っている以上に、足場のとれた蟻鱒鳶ルが、多くの人に評価されたのだ。
RTいいね如きでと笑われるだろうけど、僕はうれしくてちょっと涙が出た、チョロっとね。
蟻鱒鳶ル作りは新しい段階に入る。
作り上げるのだ、頑張る!
乞うご期待!!
こういうチェンジの時に、なぜか一人でアメリカにいる。
ペンシルベニア州立大学のギャラリーで、僕の小さな展覧会がはじまるのだ。
オープニングパーティーに出て、講演して帰って来るのかな、、(良くわかっていない、。)