2013年9月27日金曜日

蟻鱒鳶ル内・浅野家

浅野さんはタンタンとしてるけど、ここ数日の雨は大変だったみたい。
まだまだ蟻鱒鳶ルに住むには気合いが必要なようですね。
それにしても浅野さんは二階をキレイに片付けてくれた。

2013年9月26日木曜日

9月28日(土)朝9時半〜。日テレ「ぶらり途中下車の旅」に出ます。

関東ローカルらしく、観れる範囲は正確にわかりませんが、ヨ、ロ、シ、クです!
来てくれた芸能人は、声がカッコイイ石丸謙二郎さん、なかなか良い人でした。洞窟探検が趣味らしく「わー!洞窟みたいですね〜」と何度も、、。

iPadから送信

2013年9月24日火曜日

二階

少し前から二階には、高山のアサノさんが暮らしてるので、二階はアサノルーム。
暮らしがあると、いい感じだなー。
蟻鱒鳶ルが機能してる!
更にアサノさんが、今日気合を入れて片付けてくれたのでかなりスッキリした。
夕方には元気いいぞうさんと大阪の映像作家タロウさんが来て、二階で乾杯。
二時間ほど四人で話していた。

2013年9月20日金曜日

灯り

夜、アパートから歩いて蟻鱒鳶ル現場に行く。
投光器の灯りが暖かについている。
その感じがとてもうれしい。
建物に、暮らしがある感じ。命がある感じ。
とてもあたたかなその感じ。
なんだっけ、あの絵、与謝蕪村の田舎家の灯りみたいの、あんな感じ。

四合瓶の適当な日本酒をカクヤスで買って、現場へ入る。
飛騨の浅野さんが泊まってるのだ。
ゆっくり呑んで帰って来た。
「今日はテント張らずに寝ようかな」と言っていた。
良い季節だ。
今日も、まー満月。

ビニルコン

アリマストーンに取り付けた腕を支える細い柱。
ゴーヘー君リスペクトで、ビニール型枠、支保工がビニールテープとガムテープ。
打設しながらテープ巻きながら、なかなか格闘しました。
一ヶ月剥がすの待とうと思ったんだけど、待ちきれず二週間弱でやっちゃいました。
良いね、これは。もっと展開を考えます。

2013年9月19日木曜日

9月19日・毎日新聞夕刊

ありがたやです、ホント有難いことです。
「蟻鱒鳶ルには、高山建築学校の精神と歴史が凝縮されている」
頑張ります。頑張らにゃです。

2013年9月18日水曜日

「I'm home」

本屋の建築関係の雑誌売り場に「I'm home」あります。立ち読みして下さい!
金子美由紀さんの撮ってくれた写真には静かな迫力があります。
建築家・吉村靖孝さんの文章もとてもありがたい。
「石になった記憶」か〜、うんうん。

2013年9月17日火曜日

もう一つ広報!

現在発売中の雑誌 I'm home. 66号に吉村 靖孝さん連載「家になった建築 第5回 | 石になった記憶 | 蟻鱒鳶ル」が掲載されています。http://t.co/ZvpbHspFUt http://t.co/iP0f9YADUW

写真も綺麗です。写真は金子美由紀さん。

19日!毎日新聞夕刊に蟻鱒鳶ル出ます!

文章は五十嵐太郎さん。写真は広瀬勉さん。

2013年9月14日土曜日

何処かから

何処かから来た、何者か?
昨日のコンクリート打設の残りコンに足跡を残していた。
又、ハクビシンか?

飛騨から

アサノさんが、飛騨からカブに乗ってやって来た。
アサノさんは、只今人生大シャッフル中、インドで沐浴し、高山に参加して、只今建築行脚中。カブでトコトコ走り幻庵や竜の砦や、初蟻鱒鳶ルもジックリ。
コンクリート打設も手伝ってくれ、
一昨日、昨日は蟻鱒鳶ル二階にテント泊。

2013年9月9日月曜日

シンミリしたのでもう少し

高山建築学校で、学生達の頑張りを見ている。
悩んで悩んで、やっとやっとで辿り着く「建設作業」。
絵空事ではない、地球に根をはった、大空に微笑んだ、百年という時を持つであろうモノをこの手で作る事。
でも、ここで竦む学生も多い。
もう、わかっているはずじゃないか、自分の思いを信じろ、勇気を持て!行っちゃえ!ここは、倉田先生が作った学校だ、稽古場だ。失敗するなら堂々とやっちゃえ!反省は未来だ!
僕は、そんな事を言い、学生の尻を押す。

不安の真っ只中、勇気を絞り出して進み出す学生。
その感じを学んでくれ。それが学べりゃ、高山建築学校価値ありだ。

ボーッと作っちゃダメだからね。ボーッとしたの壊されるからな、それはルールだ。厳しいんだぜ。

*写真は川ちゃん土建、TASS WALL修復作業中。

今年も、高山建築学校ちゃんとやれました。まだまだまだまだだけど、少しづつ良くします。

トンボさんが来た。
その事が本当にうれしかった。僕は泣いたけど本当にうれしかった。
倉田先生良かったね。トンボさんはちゃんと地域に根をおろし、想いを忘れずに大切にしながら、建築を頑張っていたんだ。先生うれしかろう。天国で白真弓呑みたかろう。
俺、高山いてもなんか一人ぼっちな気分でした。
皆、哲学書読んで、議論して、俺なんも出来なかったからなー。
トンボさんと、始めて長く喋って、あー、先生はこういう人を大切に思ってたんだって知りました。
沢山の人に「岡はトンボに似てる」って言われてたけど知らないからね

こうして高山続けてても、多くの人から、辞めろやめろの大合唱で、なんか、俺じゃダメか、俺じゃ、倉田先生の思いに一個も答え切れないかって弱気になるばかりでした。

でも、トンボさんが素敵な人だった。あーいう人を育てようと倉田先生がしたんだったら、俺にもわかる。倉田先生の思いの一端は正確にわかる。
高山建築学校がんばります。

2013年9月8日日曜日

高山片付け学校2013の19

今年は何が良かったって、片付けが出来たことは本当に良かった。
川ちゃんは10日ほど前に入り四日後までいてくれた。ほかの人も長めに滞在してくれた人が多かった。
毎年手が出せないトコロも随分片付いた。
毎年、こうやって余裕を持って開校、閉校したいものだ。
ゴミの問題も、グイッと前に出てきたし、良い流れだ。
ゴミを考え、ゴミを材料に転ずる。
エネルギーの事。
身の周りにある材料で作ること。いろいろと考えるべきことが多い。
こういう辺りから、新しいデザインが生まれる。
高山でそういう事はたくさん見てきたし、きっと世の中でもそういう流れが現れ出すはずだ。

高山建築学校2013の18

開校してすぐに、剛平くんがよじ登りイチイの木の枝払いをしてくれた。
イチイは木目がとても綺麗な木だ。
横内さんが言った「一位はイチのクライの木ですからね、、、。」
そうかと思い少し調べた。如庵の床柱は一位、直径数センチの物が市場にならんだりする大切な木で、木工職人さん達には宝のような木であるそうだ。
今年は、その木で箸を作ったり、スプーンを作ろうとする人がいた。
一位で木工の稽古がやれるなんて、なんて贅沢な事だろうか!
剛平くんが切ってくれた、枝は、とりあえず倉にしまった。
乾燥させて、蟻鱒鳶ルでも使わせてもらおうと思っている。
もっと勉強して、勝手がわかったら(どう乾燥させるのが良いのか、どういうモノに適してるのかとか)。
毎年の高山建築学校土産に皆に渡そうかな。
兎に角、大切に使おう。
高山建築学校を見守り続けている木だ。

2013年9月7日土曜日

アリマストーン拡張、接続!

昨日は、ダラッとはじまり、気合いがなかなか上がらなかった。
ダメ、これじゃいけない、遅くなっても今日打つ!と尻が上がったのが三時過ぎ。
打ちはじめが4時。
ゴーヘー打法も、斜め打ちも、なかなか大変。
しかも、久しぶりの打設だったので、いくつもの道具が見つからない。アタフタ!
七時半にやっと作業終了。
卒論の相談に来ていた平川くんと現場で乾杯!
疲れていたし、呑んだくれたかったのな。
途中から記憶無し!ヒラリンすまんな。ありがと!
アリマストーン様の腕がグイッと伸びた!
これは良いね!
黒コン目指すので、一ヶ月間、型枠の解体は我慢します。

ゴーヘー打法

今年の高山での、ゴーヘー打法を早速真似てみる。
農業用ビニールとガムテープで予め管を作り、
コンクリートを入れながら、膨れ具合を見ながら、ビニールテープを巻いていった。
小さな柱だけど結構アタフタしたんです。
あー!ダメ、、どうにか!あーー〜!良々、ありゃありゃ、、、って。
でも、ゴーヘー打法面白い。もっと展開して見たい!

2013年9月6日金曜日

高山建築学校2013の17

最終日、敷地全体に散らばる皆の作品を見て周り、母屋前に戻って解散しようとした時。吉江さんが、「じゃあ、私もプレゼンを」
と言って、口からムォグゥオッ!と何か出す。
まーたー楽しい演出しちゃってー!と近づいて見ると
ヤッベー!スッゲ何コレ!と皆声を上げる。
鶏卵から型をとり、その中に学校のアチコチから拾われたゴミが樹脂で固められている。
見覚えのあるゴミが多い。
ipadじゃ、ここまでしか近寄れなかったけど、兎に角ウワーッ!なんよ。
「ここ数年、高山建築学校では、ゴミが主要なテーマになってるので、大切な事だなと思い作ってみました、、うんぬん。」
吉江さんは、いつも作品そのもので、僕らを興奮させてくれる。

2013年9月5日木曜日

高山建築学校2013の16

もう一人の高台秩序派、成岡さん。
南北に正確な向きで立て、高さは2400。真っ直ぐなスッとしたコンクリートの板が立つ。電源を引いたり、照明を点けたり様々に機能する事だろう。
無秩序な高台に秩序を示す一手。
成岡さんは、表現をちゃんと考え、インスタレーションでそれを示してきた。
でも去年から、その時だけで終わるインスタレーションじゃなくて、時間や、機能とも向き合った建築に向かおうとした。
でも、数年で答えが出るほど建築は簡単じゃない。思いの全てをまとめ切ることがなかなか出来ない。どれが最も大切で、どれを切り捨てるべきか、決めきれなかった。
で、この夏は、チョロッと秩序派に転じた。
機能と秩序とシステムとっていう、誰もが文句がつけれない辺りに寄った。
これで良い。まずは良い。
そこを徹底的に考えた先、その先に成岡さんの表現すべき何かが見えたら、その時は、絶対取りこぼすなよ!
高山でやった全てを忘れちゃダメだからね。

高山建築学校2013の15

高山建築学校の上の台地には、倉田先生は何も作ってないので、小さな作品がチョコチョコあるだけの場所になっている。
未開地とか、部族社会とか呼ばれていて、野性味があり有機的な作品が多い。ゴーヘー君のキノコや、大小鳥ちゃん、コリちゃん。
そもそも、ドラム缶風呂があり、夜な夜なスッポンポン共がウロウロするような場所ですからね。文明ほど遠しよ。
そこに今年は「秩序」を持ち込もうとする動きがはじまった。
それが、ハクガ君と成岡さん。
だが、この二人もまだ、フニャフニャだ。
だいたいハクガ君の去年の作品は、部族側だった。裸でコンクリートに抱きつきニヤリとしてるような絵を描いていた。(写真のコンクリート円柱の手前にあるポニョっとした奴)
だけど、今年は今のままの混沌は良くないと考えたよう、それには平らな床が必要だ。
草だらけの凸凹の大地で作業していては、キッチリした形状のものが出来ようはずもない。
作業精度を上げる平らな床が必要だ。しかもその床デザインは、次の人たちに伝播するような形態が良い、、。そしてその一手を広い高台のどこに打つかも重要だ。
それだけでも大変なのに、ハクガ氏、直径五センチくらいの細い柱で支えたいと言い出した。
秩序派らしい、今の学生らしい発想だ。
ハイ、施工屋岡、デザイナー様の野望を叶えるべく頑張りますよ。
でもね、「細いの界」で頑張るのは大変よ、施工精度がチョー要るの。強者がウヨウヨいる人気界よ、、。石上さんや、中村さんや、藤本さんや、あー、関係ないか!
頑張ろ!

2013年9月4日水曜日

高山建築学校2013の14

河原くんは、二年前から「愛」「流れ」「軸」「気」というようなキーワードを使ってる。
現代建築とは、相入れないような、
でも、太古の昔はそういう言葉を使って建築を作ってたんじゃなかろうかと、、思ったりするような。
一昨年、昨年は、インスタレーション止りだったけど、
今年は一気に掘り出した。
こういう言葉や、思いを、建築にまで高める事は、並大抵では出来ない。
歴史を調べ、同じような考えを持って建築に頑張った仲間を探し、
人生の尺で、思いを信念にまで高めて、やり進むしかない。
川原で、泥だらけになりながら作業をしていた河原くんはなかなか良かった。
がんばろ!

2013年9月3日火曜日

高山建築学校2013の13

川ちゃん土建である。
川ちゃんは、今年の実行委員であり、アレコレ忙しいのに、TASS WALLの修復作業という面倒くさい作業に着手してくれた。(TASS WALLは10年ほど前から惨めに壊れていて、多くの人がどうにかしなきゃと思いつつ誰も実行に移していなかった)
経験の浅い川ちゃん土建は、こんな修復作業などは朝飯前に終わらせ、そこで読み解いた事などを活かし、TASS WALLに川ちゃん土建としての新たなデザインを加えようと野望を抱いていたのだが、そうは問屋がおろしてくれなかった。
結局、過去に積んだ人が、悩み考え、苦労したであろう労働を今一度経験する事になる。
しかも、それだけでは駄目で、
どこに過去の人たちの作業ミスがあったのか、丁寧に考察し、改良する必要もある。
川ちゃん土建!よく頑張った。
つまらない言い訳せずによく頑張った。
真っ黒ビコビコダンスも素晴らしかった。
わたしは、ここ数年であんなに笑った事は無いぞ!

高山建築学校2013の12

巨匠・国枝が数年間かけている地下室プロジェクト。
巨匠が凄いのは、素直さ。
一緒に何か、考えて見ていて「これこれ!面白いよね!」とかいうと、結構な割りで「そうですね、やってみます!」とスッとその事をはじめる。
この素直さは見習わなければ、ともうすぐ48歳岡思いますよ。
この素直さが国枝くんの本質なのか?このプロジェクトのコンセプトがインプロビゼーションだからかは、知らないけど、そういう即興性を連続させてドンドン作っていく感じは、客観的に見てるだけでも、十分に面白い。
今年作ったのは、地下室の入り口の床と片側の壁。壁には、藁縄が仕込んである。蟻の巣穴のようにコンクリートの中を出たり入ったりしている。雨水がそこを流れたりするそうだ。

脱型、楽しみ!

地下室!!楽しみだべ!!!

カノンちゃんが呼ぶので出て行くとドングリくれた。

蟻鱒鳶ルと高山建築学校

僕は、蟻鱒鳶ルと高山建築学校を往復している。
思考や行為も往復させている。
年のほとんどを過ごしている蟻鱒鳶ルで、僕は様々な思考を巡らせ、かなり小さなモノだったりもするが実験的作業を繰り返している。
だから高山で、学生に「こういう事やりたいんだけど、どうやったら良いでしょう?」と聞かれた時に、ニヤリと「こんな風にやってみようか?」と提案出来る。
もうちょっと違うパターンもある。
蟻鱒鳶ルをよく見てくれてる学生が「蟻鱒鳶ルのアレをもっとこう、大胆に展開出来ませんかね」と提案してくる。
東京の蟻鱒鳶ルの条件下では実現できないようなモノを、高山建築学校では、大胆に実現出来るのだ。
(仮に一年で壊れてしまっても、構わないのだ、高山は実験の、練習の場なのだ)
今年の剛平くんのビニール型枠はそんな感じだった。
そして、それを僕は又、蟻鱒鳶ルに持ち帰ったりする。
先日、直径10センチ、高さ90センチの細い柱を作ろうとしていた。でも普通に作っていたら、打設時にバイブレーターも入らない。そこで思いついたのは「ここは、ゴーヘー君方式だ。バイブが入らなくても、ビニール型枠をモミモミすればコンクリートはキチンと充填されるはずだ」

蟻鱒鳶ルと高山建築学校は往復している。

2013年9月2日月曜日

高山建築学校2013の11

アサノさんは、水部屋からの放水を滝に見たて滝に打たれる場を作りはじめた。
ま、基本は、真昼の暑さから逃れ、皆がウッヒャ〜!と水浴びする場になるのかな。
どうだろ、その辺りは、上のデザインにかかってくるのか。
水部屋と下の円形劇場とを繋ぐ位置にあり、その二つにも大きな影響を与えるだろう。

なかなかの大工事で、アサノさんのパワーをもってしても、今年は穴掘り、位置決め、基礎コンクリートの打設まで。

アサノさんは、飛騨の人で、地元の友人たちを何人も学校に連れて来てくれた。材木屋さん、家具製造メーカーの人、、、。
今後、高山建築学校がもっと地元と繋がり、面白い展開が起きるのかもしれない。

*座禅モデルは国枝くん。背筋がピンとしてるね!さすが巨匠!!

高山建築学校2013の10

ドンドンガタがくる高山建築学校の母屋をどうにかしなきゃいけない。
雪に押されてずいぶん母屋は傾いてしまってもいる。この状況をどう改善するかは、ここ数年、時々議論される問題だ。

で、構造の滝本くん。
弱る木造の母屋を新しく加える一手で助けよう、しかも、そのデザインが引き金となり、今後もそういうモノが続くようにという一手。
母屋の中心の壁の延長上にRCのフライングバットレスを作ろうという案。
上の絵も色々と検討したけどそこは来年。
今年は土間コンを割り、穴を掘り、捨てコンクリートを打つまで。

乞うご期待!!

因みに滝本くんは、東京から夜通しかけてチャリで来た。そして雨の中、帰っていった。
僕には、もう消え失せた熱さだ。

高山建築学校2013の9

横内さんも建築学科の人じゃない、でも、卒論が荒川修作で、最近はパーマネントカルチャーなどに燃え、建築に色々な思いを持っている人。
事情で全日の参加は出来なかったんだけど、愛車の軽トラ改造に頑張った。
沢山の荷物が積めて、その上に寝ることも出来る。そこをちょっと変更すれば、六人掛けのソファーとテーブルになる。そのソファーテーブルは車から下ろしても使える。と。
もう長い事出来ていなかった屋根のペンキ塗りも、開校日前の五日間で、バッチリやってくれました。
思想係さんとは、こへび隊繋がり。

高山建築学校2013の8

ゴーヘー君の新作。
ゴーへー君は建築学科じゃない。林学部出て、今は医学部。
合理、機能などと言いつつ、建築学科美意識にガチガチに縛られて面倒くさいモノばかり作ってる他の人とはまるで違う道を突っ走る。
あるのは、植物リスペクトと、激しい合理性。ブリコラージュ魂。

僕は、少し前に藤森照信さんに「ビニールの型枠だ!」と褒められたが、今回のゴーヘー君のにはかなわない。
100%ビニール型枠。
支保工はガムテープ、のみ。
打設時にドンドン膨らむビニールを、格闘するように、抱きしめながら、ガムテープで補強しながら打ち上げた。
頂部は来年への宿題。
バックに写ってるのは冬籠り用に掛け渡した古材と、最終日前日に行ったお芝居の舞台美術。

2013年9月1日日曜日

高山建築学校2013の7

高山建築学校の雪下ろしなどの管理をやってもらっている宮田さん。
最終日、作品のプレゼンを僕らがしている時間に、屋外の黒田テーブルで打ってくれ(今年二度目)、閉校パーティーで振舞ってくれた。黒田テーブルはなかなかそば打ちに良かったとの事。
数河で育った蕎麦を、数河の宮田さんが心込めて打ってくれ、数河の美味しい水で茹で上げ食べる!バッチリでしょ!!
いつもいつもお世話になりっぱなし、ありがとうございます!!

高山建築学校2013の6

F.J.こと、藤井くんの作品。
母屋と蔵の間に道路が出来てしまい、動線が全くダメになってる現状をスムーズに繋げようと去年から作られている階段。
数年前に作られた一段目「モグラちゃん」に続くものとして、「根っ子」をモチーフにしてデザインされている。
藤井くんは、三次元など全く興味が無い二次元オタクなのだそうだが、なかなかどうして複雑な三次元作品。写真じゃわかりづらいけど、折れて、下がってまた戻るみたいになっていて、型枠作業が凄い大変でした。小さな作品だけど、一枚一枚の型枠を丁寧に作り続けるF.J.気合が滲み出ています。
来夏、型枠の解体が楽しみ!!

因みに、道路にちょっとはみ出てます。
十代は全く酒にすら手を出さなかった真面目男子F.J.二十歳の理由なき反抗!

高山建築学校2013の5

BAR生活排水のカウンターである。
去年、黒田さんが言い出した台所改革の一つ「勝手口を開ける」は素晴らしく機能的だったし、それ以上に面白いことに結びつきそうなアイデアだったので引き継ぐことにした。
でも、ブロック壁を壊し開口をあけると、構造的に弱くなる箇所だったので、まずはRCで補強する事にした。そして、その補強RCを伸ばしBAR生活排水のカウンターにするといいんじゃないかと考え提案。
中村さんが思想係。岡が施工係。あとはデザイナーが必要だ。
すぐにデザイナー募集のプレゼンをした。
国枝くんが「巨匠として参加しようかな」と参加表明し、その場でサササっとドローイングを描く、オ、オー!となる。
まるで、北アルプスが天地逆転したかのようなドローイング。
施工係は考えた。生活排水の思想とこのドローイングを結ぶ施工アイデアは無いか、、、。
ある材料を見つめて悩んでいるとFJがニヤリと一言。「いけますね!」
皆のトコに戻るとすでにFJが皆に言っている。「岡さんが、ある材料を検討していました。あの材料を使えば、このギザギザが実現出来そうですよ」
FJがそういうんだっら、それでいくか。決める。
その頃には、大学一年生ナリヒラくんがデザイナーとして参加。
具体的な寸法や形などを考え、材料の段取り、施工までちゃんと頑張ってくれた。

これは、去年の桐株からの繋がりでもある。

建築は、ドンドン繋がって、力を合わせ生まれてくる。

これは傑作だぜ!乞うご期待!!