2014年11月29日土曜日

RC作製しよう!!

明日11月30日(日)は金沢21世紀美術館でワークショップをやります。
タイトルはいつも通りの「RC作製しよう!」
直径1.5mほど、重さ200kgちょっとのコンクリートの輪っかを、参加者20人の人達と、汗かいて、手練りで打ちます。どんな人達が来てくれるかとても楽しみ!
作った輪っかは「3.11以後の建築」展で展示され、その後、東京に運ばれ蟻鱒鳶ルに合体します。

あと、今回はコンクリートに鉄筋ではなく、樹脂繊維を入れるのでこれも楽しみ。
昨日、一回打設分ごとに計量したんだけど、軽くって、まるで頼りない感じだった。これがコンクリートを強くするってとても不思議、面白い材料だ。
東京で数回、試し打ちをしようと思っていたけど、やれてなくって、結局ぶっつけ本番です!

金沢はなかなか気持ちいい天気です。明日、頑張るぞー。
そうだ!明日、作業中ずっとRCサクセションをかけよう!
うん!良いアイデアだ!!

2014年11月28日金曜日

タマシイ

大柴陽介くん(36)が亡くなってしまいここのところさびしい。
友達と言えるほど親密な付き合いがあったわけじゃないけど、町で会えば、ニヤッと近づいてきてくれ立ち話をしたし、大柴くんが大工をはじめてから、二度ほど作業についての相談の電話をもらったりした。
もちろん、大柴くんの音楽やパフォーマンスを何度も見た。大笑いしたり、大感動したりした。

サラリーマンをやめ東京に出て来て、小川てつオと出会った頃から、大柴くんのような表現に向かって真っ直ぐな、純真な、強烈なパワーで貪欲に突き進む人達に沢山出会った。
僕は、田舎者でボーッとしてて明確な望みも無かった。サラリーマン漬けで寝呆けた精神を、彼らを見ながらリハビリしていたんだろう。
大柴くん、凄みがあった。時に、純真無垢なタマシイの大暴走も見た。
打算が無く、素っ裸な、原始人のような男。
何年か前に電話で「大工出来るようになったら、岡さん一緒にチンポの形の家作ろう」と言ってきた。
笑って、ちゃんと答えなかった。
でも、昨日通夜で聞いた。(部族を作りたい)と大柴くんはいつも言っていたと。
本気だったんだ。部族の暮らす家は(チンポ)形じゃなきゃダメだったんだ。
一緒にチンポ作ったら、親友になれたはずだった。悔しい。俺は大柴くんともっともっと遊びたかった。

大柴くんが逝って、タマシイという言葉を考えていた。
心の真ん中にあって、それを変えちゃったら、その人がその人で無くなっちゃうような大切な部分。
その部分と共に生きるには、いつもその部分に耳を当て、更にそれをそっとしまっておくだけじゃダメで、表に出し鍛える必要がある。
表現者とはそんな者だと思った。
通夜には、そういう人達が沢山集まっていた。
今日の葬式もきっとそうだろう。
大柴くん、グッバイ!

2014年11月21日金曜日

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量は少なかったけど、打ちづらい場所でなかなか大変でした。
この前からのトンガリを更に伸ばしています。もう一回打ってここは終了。
トンガリも良いけど、その中の穴!
次は、一位の枝を入れ、更に穴を細くします。
ここからわずかなわずかな風や光が入ってくる、という作戦。

20日、大好きなミュージシャンの大柴陽介君(36)が、クモ膜下出血で倒れ逝ってしまいました。
大柴くんは何年か前から大工をはじめていて数回連絡してきて「岡さーん、明日、xxxxxxxxxの作業やんなきゃいけないんだけどどうやってやるの、、教えて〜」と、「電話で、教えるの難しいけど、、、、」と説明「わかんないや、、岡さんさ〜、いつか俺とチンポの形の家作ろうぜ〜」と、、、
昨日、今日、作業しながら「このトンガリを、大柴くんに捧げてチンポの形にしようか、、」と悩んだけど、、やめました。やめました。
でも、あの、純真バカチン野生児な大柴くんの魂継いで、岡、がんばります。

2014年11月20日木曜日

RC作製所 名乗る資格無し!

お許しを〜。
「C」がコンクリートだから「R」は鉄なのだと学生の頃から思い込んでいました。「R」は補強という意味らしいので繊維で補強でも間違いじゃないんじゃないかと。

バルチップ

コンクリートは、ローマ時代にガンガン使われたけどあまり広がらず、続かず、
19世紀後半、鉄筋と組み合わせてから、世界中に爆発的に広がった。
でも、鉄筋を加工し組む作業がなかなか面倒で手間がかかり過ぎるとか、コンクリートが中性化した時に、鉄が錆びコンクリートを破壊してしまうなどの欠点も有り、最近はちょっと人気薄。
そこで、土壁に藁すさ入れるみたいに、コンクリートに繊維質の物を入れ、鉄筋を入れずとも丈夫な構造体を作ろうと研究開発が行われていて、橋など、実現してる例もいくつかはあるのだそうだ。
まだ鉄筋の代わりにドンドン使えるようなモノにはなっていないようだけど、商品になっている物もあり、金沢のワークショップで、使ってみようとメーカーさんに連絡し、一袋送って頂いた。
バルチップ!
さぁ!試しますぞ!

ただ、問題はアレな。
俺「RC作製所・岡土建」で、
金沢のワークショップは「RC作製しよう!」だからな、、。
「R」を入れぬ訳にはいかんよな、、
コレは魂です!とかなんとか言って、小さな鉄を入れるかな、、。

2014年11月19日水曜日

見学者

今日は、見学者が多かった。
朝日カルチャーセンターで、十名弱の初老なおじさんやおばさん。
少し説明して欲しいと事前に言われてたんだけど、こういう年齢の人達に何を話せば良いのか、ちょっとボーゼン。
デザインとかじゃなくって、主にコンクリートの質や寿命について話し出す。まあまあ伝わった様子。
真剣にメモる人など。
おいくらくらい払ってこういうツアーに参加されてるのか知らないけど、これはこれで楽しいだろうなと思う。

3時休憩してたら、読売新聞を読んで来ましたというご夫婦。
うわーっ!!て悦び全開な感じで見てくれる。
こんな風に見てくれる人が最近多い、建築関係じゃなくって、少々遠くからわざわざ夫婦で見に来てくれ、熱い!
こういう方々からたっぷりキラキラしたパワーをもらって、蟻鱒鳶ルは頑張るので蟻鱒。

金沢21世紀美術館のワークショップでどうやってコンクリートを打設するか悩んでいたけど、(写真のこの輪っか!)今日やっと決定。鉄筋は入れずにバルチップという合成樹脂繊維を入れることにする。
明日にはサンプルが届くと思う。この材料が面白く使えたら、蟻鱒鳶ルにも使おう!

2014年11月17日月曜日

ブログを、。

最近、ブログの更新をやれていないのですが、ヤル気が無くなった訳じゃないんです。ブログをどうにかしようとアレコレと考えてて、毎日考えてて、まだグッドアイデアに至っていなくて、このザマなんです。
先ず、動画を導入したい。
カメラ買うお金は無いので、どうにかこのiPadで、。
安い三脚と取り付け器具だけ買って、。
で、何を撮るか、、(ここが当然一番重要、、)
時間も無いし技術も無いので、NO編集一発撮り、。
ブロガーだけだと、この前みたいに消えたりして不安なので、他はどうだ。
やっぱりアメブロが良いらしい。アクセス数が全然違うと、。

そんな事グルグル考えてるんです。

写真は、木っ端型枠。更にグイッと出しています。どのくらいでやめるか思案中。
五時にはトップリです、寒くもなってきた。
風邪ひかんようにせにゃね。
足場作業が多いので、体調重要!!

2014年11月8日土曜日

立冬過ぎて、ここから!!

昨日のコンクリート打設は久しぶりだった。
高山建築学校、フィンランド行き、金沢21世紀美術館の展示準備と他用が多くなかなか集中して蟻鱒鳶ル作業に手をつけられなかった。
でも、当分フリーだ!働くぞ!!
11月から1月半ばくらいまでの時期、ここが一年で一番作業が捗る時期だ。
三階の床、階段を仕上げ、奥の小部屋の壁をどれだけ立ち上げられるか?

今日は雨が降り出したので、これで終了。
たまったメールの返信をせねば、、、
サウナに行きたい、、映画に行きたい、、、、
雨、有効に使いまーす!

写真は昨日打ったトンガリ。まだまだ出すよ!
この中の「穴」も素晴らしくなる予定。

2014年11月6日木曜日

『本』

金沢21世紀美術館の展覧会に合わせて「3.11以後の建築・社会と建築家の新しい関係」という本が学芸出版社から発売されています。(2200円+税)
この本の一番最後に蟻鱒鳶ルも8ページ載せて頂いています。
わずかな文章ですが、いつものようにヘロヘロになって書きました。
どうぞ、良かったら読んで下さい。
展覧会前にこの本を読んでおくと展示もより面白く見れると思います。

2014年11月5日水曜日

ひだびと。

「ひだびと。」2014秋号、巻頭特集(高山建築学校)が出ました。
飛騨に対する愛情たっぷりの丁寧なフリーペーパー!
只今、発行人の釜谷さんが、蟻鱒鳶ルまで持って来てくれました。
先着20名様。欲しい人は岡まで。

さ、もう一作業!!

2014年11月4日火曜日

21美展示

蟻鱒鳶ルをはじめる少し前、ボンヤリだけど、やっと建築界の地図が描けて、その中で自分がどこにいるのかがわかった。
蟻鱒鳶ル後半戦に入る今、金沢21世紀美術館に展示してもらった、ありがたい。。
二つの建築展で、戦後から今がちゃんとわかる展示になっている。
この展示をジックリ観、僕はあの時よりもっと正確な建築地図を描き、自分の位置を正確に置き、向かうべき方向をもっと正確に見つける。
そういう機会だ。

写真は、久しぶりにペンキを塗った蟻鱒鳶ル看板。
ペンキは21美で余ったライトオレンジ。

2014年11月3日月曜日

金沢21世紀美術館から、滋賀県大談話室。

このツアーは沢山のうれしい事があって書き切れない。
もー、次々と沢山の人と出会い話した。
うれしくてしょうがない。
適当な、ダサい質問が一個も無かった、、真っ直ぐにスッと皆が話してくれた。

世の中は鏡だ。
壁キャッチボールだ。
真っ直ぐに投げないと、真っ直ぐに帰ってこない。
もっともっと感度を上げて頑張ろう。

うれしいので褒められツイートをUP!!

【21世紀美術館! @OkaDoken 岡さんの実物大、蟻鱒鳶ルの写真、すんごい。みんなポカーンと見上げてる。かっけー。ひたすらかっけー。力あるなぁ。】

【 第54回談話室(滋賀県立大学環境建築デザイン学科)岡啓輔「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)トントン建設中」に参加。18:30からというので、ちょっと昼寝と思ったら寝過ごした。30分遅刻。しかし、話はよかった。よくやるよ!!!。高山建築学校もなつかしい。建築することの意味を問い続ける。】

【 岡啓輔さんの講演、あらためて建築は人が生きるためにある、と感じられた】

【建築って、スゲー可能性あるよね。そんなレクチャーでした。岡啓輔さん、かっこいい。おれだって、建築家なんだ!!ダンワシツ最高!!!】

ザス!!