「BAR生活排水」のプレゼンをする中村さん。
忘れ物のTシャツや、布キレを、マイアミ伝授染めで可愛くし、
両胸の所に、先っちょを結んだ忘れ物靴下を縫い付けている。お婆さんリスペクトの「たれ乳ポケット」である。(デザイン歌川さん)。
中村さんは、311で考えを改めた新米思想係。
だからまだバシッとはしてなくて、ちょっとヘロヘロではあるが、常に行動的。
コンポストトイレ、DBR作り、マイアミ染め、地域通貨「歩」の発行、歩の貨幣価値をあげるべく魅力ある商品開発にも燃える。片付け期間中には、富山から持ってきた竹を割って流し蕎麦。
更なる野望も語り続ける(排水ダムとか、、)
台所の裏で、排水を見つめるBAR。
当然、食を見つめ、エネルギーを見つめ、ゴミを見つめる。
それを見つめ、語り合う、社会問題も語り合うBAR。
中村さんは、高山建築学校に参加二回目にして、その渦にドンドン人を巻き込んでいる。
今年、中村さんは言った。
「わたしは、建築が世界を変えると信じている」
「蟻鱒鳶ル」読みは「アリマストンビル」、友人マイアミが名付け親です。2005年の着工以来、沢山の友人達に手伝ってもらいながら、植物のように、ゆっくりゆっくり出来ている小さなビルです。 蟻鱒鳶ルのコンクリートは、上質の砂とジャリを使い、水セメント比は37%、少しずつの量を箕で丁寧に型枠に入れ、一週間以上水をかけながら養生します。出来たコンクリートはギュッと詰まった感じです。ある研究者には「200年以上保つ」と言ってもらえました。 200年!!想像も難しいとても遠い未来です。 「蟻鱒鳶ルを200年残す価値のある建築にする」事は、凡才の僕にとって身震いし、足のすくむ仕事です。 でも、もう信じているんです。 蟻鱒鳶ルの在る未来を。
2013年8月31日土曜日
2013年8月30日金曜日
アリマストーン様
おいおい、あのさ〜、俺、全然イケてっし〜。
何〜!
供え物扱いとかすんなよ〜、全然、機能とかすっし〜!
と、アリマストーン様のお声がしたので、
ケミカルアンカー用の穴あけて、鉄筋ブッコンで作業初めました。
何〜!
供え物扱いとかすんなよ〜、全然、機能とかすっし〜!
と、アリマストーン様のお声がしたので、
ケミカルアンカー用の穴あけて、鉄筋ブッコンで作業初めました。
2013年8月29日木曜日
高山建築学校2013の3
開校してすぐに、佐藤君が二年間かけて作った母屋の土間に立つ壁(床を突き抜け二階に頭を出してる)の型枠を解体した。
蟻鱒鳶ルの型枠は養生後一週間ほどで型枠を解体するのだが、まずは黒光したコンクリートが現れる。でも、一月もすれば周りと同じように、白っぽいコンクリートにユックリと変化してゆく。
この事は、いくつかの本にコンクリートの状態としてとても良いことだ。と書いてあったし、確かにいい感じだな。と思っている。
でも稀に黒さが消え切れず、モニョっと不思議な感じで残ることがあり、何故だろうなと常々思っていた。
そして、佐藤くんのコンクリートは、この黒いモニョがたくさん残り模様のようになっている。
これは、凄いなー、、コンクリートのアウラが写り込んでいる感じだ。
硬さや、強さも、グンと感じる。
コンクリートの底力が現れている。
これは、意図して狙っていくべきじゃないか、そういう話をする人が何人も現れた。
剛平くんは、かなり具体的に動いていたし、
黒くなるのであればと、型枠を慌てて外す学生も一人もいなかった。
黒さが残る理屈の少しは判る。
水セメント比の小ささ。
乾かないような養生。
その養生期間の長さ。
佐藤くんは、去年柱のスケッチの上の方によく分からない雲のような、妖気のようなモノを描いていて「何これ?」と尋ねると「モニョですよ、モニョ」とよくわからない返答をくれた。
でも良いな〜と思っていた。
アホみたいに明白さばかりを求め、味気なくなってしまった今の建築に、このモニョは必要だろう、佐藤くんはそういうモノを探すんだな〜、と思っていた。
その佐藤くんの執念が、このコンクリートに現れたのだろう。
型枠を外して年単位で残るかは、不明だ。
だけど、これは良い。蟻鱒鳶ルも狙っていく。
(写真には、この迫力は写っていません、あしからず)
蟻鱒鳶ルの型枠は養生後一週間ほどで型枠を解体するのだが、まずは黒光したコンクリートが現れる。でも、一月もすれば周りと同じように、白っぽいコンクリートにユックリと変化してゆく。
この事は、いくつかの本にコンクリートの状態としてとても良いことだ。と書いてあったし、確かにいい感じだな。と思っている。
でも稀に黒さが消え切れず、モニョっと不思議な感じで残ることがあり、何故だろうなと常々思っていた。
そして、佐藤くんのコンクリートは、この黒いモニョがたくさん残り模様のようになっている。
これは、凄いなー、、コンクリートのアウラが写り込んでいる感じだ。
硬さや、強さも、グンと感じる。
コンクリートの底力が現れている。
これは、意図して狙っていくべきじゃないか、そういう話をする人が何人も現れた。
剛平くんは、かなり具体的に動いていたし、
黒くなるのであればと、型枠を慌てて外す学生も一人もいなかった。
黒さが残る理屈の少しは判る。
水セメント比の小ささ。
乾かないような養生。
その養生期間の長さ。
佐藤くんは、去年柱のスケッチの上の方によく分からない雲のような、妖気のようなモノを描いていて「何これ?」と尋ねると「モニョですよ、モニョ」とよくわからない返答をくれた。
でも良いな〜と思っていた。
アホみたいに明白さばかりを求め、味気なくなってしまった今の建築に、このモニョは必要だろう、佐藤くんはそういうモノを探すんだな〜、と思っていた。
その佐藤くんの執念が、このコンクリートに現れたのだろう。
型枠を外して年単位で残るかは、不明だ。
だけど、これは良い。蟻鱒鳶ルも狙っていく。
(写真には、この迫力は写っていません、あしからず)
2013年8月28日水曜日
高山建築学校2013の2
マイアミ主催の会議イベント「ブッキョート」が終わり。五日に二人で高山入りした。
今年は実行委員の川ちゃんはじめ数人が自主的に早入りしてくれていて、準備も捗った。今までどうしても手がつけれなかった押入れや本棚をバンバン片付けていった。
マイアミは開校した日の昼には帰京する予定だったので、前夜の自己紹介の司会と開講日朝のパフォーマンスを依頼。
で、開校日黒板に書かれていたのがコレ。腹の底から声を出し二度三度と唱和、皆を叩き起こす。
で、朝飯前、一気に水部屋へ行き全開で作業。知恵出しまくり、身体全力。で、歌、労働歌!
綺麗な水が満たされると、朝食を運び、冷たい水に足を浸しいただく。あ、ぁ〜、、。
朝の「皆の衆目を覚ますのじゃー!」は、ルールにした訳でもなく、誰かが自主的に毎日書き最終日翌日まで続いた。
個人的には、中村さん(思想係)が書いた、福島県三島町の憲章と、国枝君の腹の底からワーーーーー!(20秒)が良かった。剛平くんが書いた空海の言葉も良かったな、、。
マイアミはいろんなキーワードを置いてってくれた。
ゴミの事。
10日だけじゃなく、残りの355日にいかに繋げるかって事。
労働の事、労働歌の事。
そういうモノを、頭の隅にキチンと立てて、僕らは残りの10日間を過ごした。
今年は実行委員の川ちゃんはじめ数人が自主的に早入りしてくれていて、準備も捗った。今までどうしても手がつけれなかった押入れや本棚をバンバン片付けていった。
マイアミは開校した日の昼には帰京する予定だったので、前夜の自己紹介の司会と開講日朝のパフォーマンスを依頼。
で、開校日黒板に書かれていたのがコレ。腹の底から声を出し二度三度と唱和、皆を叩き起こす。
で、朝飯前、一気に水部屋へ行き全開で作業。知恵出しまくり、身体全力。で、歌、労働歌!
綺麗な水が満たされると、朝食を運び、冷たい水に足を浸しいただく。あ、ぁ〜、、。
朝の「皆の衆目を覚ますのじゃー!」は、ルールにした訳でもなく、誰かが自主的に毎日書き最終日翌日まで続いた。
個人的には、中村さん(思想係)が書いた、福島県三島町の憲章と、国枝君の腹の底からワーーーーー!(20秒)が良かった。剛平くんが書いた空海の言葉も良かったな、、。
マイアミはいろんなキーワードを置いてってくれた。
ゴミの事。
10日だけじゃなく、残りの355日にいかに繋げるかって事。
労働の事、労働歌の事。
そういうモノを、頭の隅にキチンと立てて、僕らは残りの10日間を過ごした。
2013年8月27日火曜日
2013年8月26日月曜日
高山建築学校2013
写真は8月21日の。
最終日プレゼン終わって、馬鹿みたいに呑んだ次の日。黒い人たちがビチャビチャした大笑いの次の日。
自分が帰る前、最後の一手、始末をつける一手に悩む学生。
雨も降ったり止んだりで、なかなか腹が決めきれない。
今年も面白かった。
ゴミ、片付け、生活排水、腐った木型枠、黒いコンクリート、発酵、パン、折り染め、DBR、イチイノキ、流れ星、ホタル、皆の衆目を覚ますのじゃー、労働歌、穴掘り、355日、三島町、コンポストトイレ、モチモチコンクリート、飛騨の人達、過去の人たち、トンボさん、中村さん、垂れ乳ポケット、TASS WALL修復、野菜部屋、桃ネクター、西瓜(沢山)、藁、滝壺、基準、軽トラ、尺八、横笛、細い短い沢山の柱、流れ、気、バットレス、囲炉裏、根っこ、泥ダイブ、羽蟻、宮田そば、ベルクモノ、岩魚、ドラム缶風呂、冬籠り、古材、光るブロック、地域通貨、歩、流し蕎麦、ゴミ卵、、、、、、、、、、、、、、、、、、。
そんな夏やった。
この経験を、355日に、
もとい354日(今年は一日延びたんだ)に、
続けて行こう。
俺ら、力も自信も無いヘッポコだけど、頑張らにゃなるめーぜ、
311後の日本はピンチ、チョーピンチ!
チャンスかも!?
反省出来るポイント満載だ!なのにヘラヘラ。
垂れ流しダラダラジャパン!!
だ、が、しかし!
俺らにゃ、アイデアと勇気と誠実さとギャグセンスがある。
BAR生活排水の中村さん(思想係)は言った
「私は、建築が世界を変えると信じている」
ぴゅっと飛んできたカラフルなトンボは言った。
「ここにいる全員が素晴らしい建築家なる」
信じるぜ、信じるぜ、信じるぜ。
茶化すなよ。
皆の衆目を覚ますのじゃー!
最終日プレゼン終わって、馬鹿みたいに呑んだ次の日。黒い人たちがビチャビチャした大笑いの次の日。
自分が帰る前、最後の一手、始末をつける一手に悩む学生。
雨も降ったり止んだりで、なかなか腹が決めきれない。
今年も面白かった。
ゴミ、片付け、生活排水、腐った木型枠、黒いコンクリート、発酵、パン、折り染め、DBR、イチイノキ、流れ星、ホタル、皆の衆目を覚ますのじゃー、労働歌、穴掘り、355日、三島町、コンポストトイレ、モチモチコンクリート、飛騨の人達、過去の人たち、トンボさん、中村さん、垂れ乳ポケット、TASS WALL修復、野菜部屋、桃ネクター、西瓜(沢山)、藁、滝壺、基準、軽トラ、尺八、横笛、細い短い沢山の柱、流れ、気、バットレス、囲炉裏、根っこ、泥ダイブ、羽蟻、宮田そば、ベルクモノ、岩魚、ドラム缶風呂、冬籠り、古材、光るブロック、地域通貨、歩、流し蕎麦、ゴミ卵、、、、、、、、、、、、、、、、、、。
そんな夏やった。
この経験を、355日に、
もとい354日(今年は一日延びたんだ)に、
続けて行こう。
俺ら、力も自信も無いヘッポコだけど、頑張らにゃなるめーぜ、
311後の日本はピンチ、チョーピンチ!
チャンスかも!?
反省出来るポイント満載だ!なのにヘラヘラ。
垂れ流しダラダラジャパン!!
だ、が、しかし!
俺らにゃ、アイデアと勇気と誠実さとギャグセンスがある。
BAR生活排水の中村さん(思想係)は言った
「私は、建築が世界を変えると信じている」
ぴゅっと飛んできたカラフルなトンボは言った。
「ここにいる全員が素晴らしい建築家なる」
信じるぜ、信じるぜ、信じるぜ。
茶化すなよ。
皆の衆目を覚ますのじゃー!
2013年8月14日水曜日
BAR生活排水
数年前から中村さんが始めた、BAR生活排水プロジェクト。せいかつはいすいや、ゴミを見つめ、社会問題を語り合うBAR。
今年から僕も施工係として参戦。
デザイナーは巨匠(ささっとスケッチだけ描く偉い人)国枝くん。
デザイナー丁稚が、なりひらくん。
今年から僕も施工係として参戦。
デザイナーは巨匠(ささっとスケッチだけ描く偉い人)国枝くん。
デザイナー丁稚が、なりひらくん。
2013年8月12日月曜日
2013年8月5日月曜日
京都
昔、京都で一年間サラリーマンをやっていた。
今は、何かの表現活動をやってい友達や知人が多く住んでいて、時々用事が出来やってくる。
昨日でマイアミ企画のBOOKYOTOの二日間が終わり、夜、HAPSのパーティーに顔を出した。
狭い会場内に、一癖も二癖もありそうな人々が集っている。
もう、名前も覚えていない懐かしい人に会って、
名前を覚えてないんですと白状した。映像作家のかなもりゆうこさん!そう!残くんのパートナー!
「岡さん、今は何をやってるんですか?えっ?ビル?ビル建ててるんですか?え?岡さん建築やってたの?え?もうすぐ八年!!、、、、」
なぜ作り始めたか、から話し出す。
挫折したり、停滞したり、
アレがキッカケで、ガガッと動き出したりね、
「それで、それで!」
聞く人が増えてりして、弁士気分でしゃべってた。
ありがたい。
HAPSのスタッフの一人は、蟻鱒鳶ルを見にきてくれてたそう。
マイアミの隣の教室のKさんは
「岡さんが東京芸大で講義された時聞いてたんです、面白かった」と言ってくれ。
ホンマさん、カワモトさん、ウッチーに久しぶりに会い、
あー、名前忘れたけど、hyslomのあの青年も蟻鱒鳶ルに来てくれたんだ。
HAPS!
今は、何かの表現活動をやってい友達や知人が多く住んでいて、時々用事が出来やってくる。
昨日でマイアミ企画のBOOKYOTOの二日間が終わり、夜、HAPSのパーティーに顔を出した。
狭い会場内に、一癖も二癖もありそうな人々が集っている。
もう、名前も覚えていない懐かしい人に会って、
名前を覚えてないんですと白状した。映像作家のかなもりゆうこさん!そう!残くんのパートナー!
「岡さん、今は何をやってるんですか?えっ?ビル?ビル建ててるんですか?え?岡さん建築やってたの?え?もうすぐ八年!!、、、、」
なぜ作り始めたか、から話し出す。
挫折したり、停滞したり、
アレがキッカケで、ガガッと動き出したりね、
「それで、それで!」
聞く人が増えてりして、弁士気分でしゃべってた。
ありがたい。
HAPSのスタッフの一人は、蟻鱒鳶ルを見にきてくれてたそう。
マイアミの隣の教室のKさんは
「岡さんが東京芸大で講義された時聞いてたんです、面白かった」と言ってくれ。
ホンマさん、カワモトさん、ウッチーに久しぶりに会い、
あー、名前忘れたけど、hyslomのあの青年も蟻鱒鳶ルに来てくれたんだ。
HAPS!
2013年8月4日日曜日
BOOKYOTO
京都の祇園に HAPSという組織がある。東山、アートなんとかの略。
フリーのキュレーターの遠藤水城さんが隊長で、まあ、いろいろとアートを盛り上げようという作戦。
そのHAPSのイベントが一昨日から始まってる。(よく知らないけどかなりの豪華メンバーのよう、昨日も、ダムタイプや、東京現美の館長さんが来てた)
で、その一環で、友人マイアミが、来る会議大ブーム「BOOKYOTO」を昨日、今日と開催中。
僕は、ゲストとして呼んでもらってるんだけど、ほとんど、活躍出来てません!まあ、活躍しなくていいか?という低テンション。
誰もまだ知らぬような素敵な素敵な会議を発明し、皆の希望がグングン膨らみ、理想を語り合えるようなそんな会議を!
昨日は、会議DJ、会議PAも入り、高速回転しりとり→オキュパイシステムしりとり→文脈しりとりで、皆の舌を滑らかにするところから始まり、京都市の市議さんや、副市長さんがヒョッコリ参加されたり。
夕方、マイアミのパフォーマンスで〆、というなかなか面白い会議でした。
今日も昼から、夕方まで。途中参加、途中退場OKです。
祇園の元新道小学校、三階ヘどうぞいらして下さい。
写真は、廃材で作られた大きな楕円テーブル。その上に、BOOKでKYOTO。
フリーのキュレーターの遠藤水城さんが隊長で、まあ、いろいろとアートを盛り上げようという作戦。
そのHAPSのイベントが一昨日から始まってる。(よく知らないけどかなりの豪華メンバーのよう、昨日も、ダムタイプや、東京現美の館長さんが来てた)
で、その一環で、友人マイアミが、来る会議大ブーム「BOOKYOTO」を昨日、今日と開催中。
僕は、ゲストとして呼んでもらってるんだけど、ほとんど、活躍出来てません!まあ、活躍しなくていいか?という低テンション。
誰もまだ知らぬような素敵な素敵な会議を発明し、皆の希望がグングン膨らみ、理想を語り合えるようなそんな会議を!
昨日は、会議DJ、会議PAも入り、高速回転しりとり→オキュパイシステムしりとり→文脈しりとりで、皆の舌を滑らかにするところから始まり、京都市の市議さんや、副市長さんがヒョッコリ参加されたり。
夕方、マイアミのパフォーマンスで〆、というなかなか面白い会議でした。
今日も昼から、夕方まで。途中参加、途中退場OKです。
祇園の元新道小学校、三階ヘどうぞいらして下さい。
写真は、廃材で作られた大きな楕円テーブル。その上に、BOOKでKYOTO。
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