2013年9月3日火曜日

蟻鱒鳶ルと高山建築学校

僕は、蟻鱒鳶ルと高山建築学校を往復している。
思考や行為も往復させている。
年のほとんどを過ごしている蟻鱒鳶ルで、僕は様々な思考を巡らせ、かなり小さなモノだったりもするが実験的作業を繰り返している。
だから高山で、学生に「こういう事やりたいんだけど、どうやったら良いでしょう?」と聞かれた時に、ニヤリと「こんな風にやってみようか?」と提案出来る。
もうちょっと違うパターンもある。
蟻鱒鳶ルをよく見てくれてる学生が「蟻鱒鳶ルのアレをもっとこう、大胆に展開出来ませんかね」と提案してくる。
東京の蟻鱒鳶ルの条件下では実現できないようなモノを、高山建築学校では、大胆に実現出来るのだ。
(仮に一年で壊れてしまっても、構わないのだ、高山は実験の、練習の場なのだ)
今年の剛平くんのビニール型枠はそんな感じだった。
そして、それを僕は又、蟻鱒鳶ルに持ち帰ったりする。
先日、直径10センチ、高さ90センチの細い柱を作ろうとしていた。でも普通に作っていたら、打設時にバイブレーターも入らない。そこで思いついたのは「ここは、ゴーヘー君方式だ。バイブが入らなくても、ビニール型枠をモミモミすればコンクリートはキチンと充填されるはずだ」

蟻鱒鳶ルと高山建築学校は往復している。

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