雨だけど、現場にいます。
地震から二月が過ぎました。関西の時は「建築屋として見ておかなきゃダメだ」と思い一週間後にテントと寝袋を持って行きました。
日頃、胃が痛くなるような事はまるで無い無神経な僕でも、目の前に広がる地獄のような景色に、胃は痛み心はガタガタになりました。
あの地震をはるかに上回る今回の地震。さらに津波、そして原発爆発という人災。
小さなTVの映像を見ているだけでも、あの時と同じように心はガタガタになってしまいました。
何もかもが途方もない災害。
築き上げてきた大切なものは一瞬にしてゴミとなり、それぞれが描いていたであろう希望は奪われ、
僕には、被災された方々にかけてあげれる言葉ひとつ思い浮かびません。
どうか希望を失わないで下さい。
と遠くにいて小さく祈るだけです。
僕は、虚無感や絶望にどうしてもあらがいたいんです。悦びの在処をどうしても示したいんです
それが、蟻鱒鳶ルを作る意義です。
祈りながら作ります。
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