秋澤健司さんが自力で作った家を見に行った。10年以上ぶり、、二度目。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjKKhstrfX-BrSuOIN6ZzIX_u6l9W5xOnHA76EWBaRk2mkHftxhXAELaqWelZhdmDjvqmp1e1GCb1pP9hfwyNuNgklkpQjgckcTPZvNvopALvdq0xfdrg3Xnt3R9_MGfItuQNnEkh5WkB7D/s320/IMG_1326-787501.JPG)
秋澤さんは、高山建築学校の先輩で倉田先生の一番弟子だ。
家を作ると決め、故郷の鹿沼に土地を求め、長い年月をかけて作られた。
手作りのコンクリートピースを重ねた三階建て。
前回来た時にはあまりわからなかったけど、蟻鱒鳶ルを9年作った僕には、なぜこういうように作ったのか?という理由がかなりわかる。
大切にしたい事、まあまあでいい事、切り捨てた事。
優先順位がいい加減じゃなく、厳密だ。
清々しい。
鳥のさえずりなど聞きながら、自分の作ったブロックから漏れるキラキラした光の中でコレを作る悦びは、何事にもかえられないほどの大きかっただろう。
秋澤さんが心を鬼にして、自分の持ちうる全ての力を注いで作った建築。
ギリギリまで問い続けたけど、とうとう決を得れず、諦めて放置されたトコロもある、心がつまる。
本気で建築に命を賭けた人。
悦びと絶望を往復し闘った全ての痕跡を残してくれている。
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