2013年6月26日水曜日

先日、取材に来てくれた藤森照信さんの原稿が送られてきたので読んでいると「石がダメだ!石は使うな!」と強く書いておられた。

岡、ウーっとなる。随分、整理出来ずにウー、であった。

でも少しわかったので書いておく。

まず、なぜ石を使ったのか?

自らで、形を決め、世に生み出すって行為自体にビビっていた。どうしても白々しい。恣意的なモノの存在感の弱々しさが嫌だった。
それに比べ、何千年、何万年と時間を経て、形を成している石の安定感、堂々としてる様。必然がある感じ。
そこにあやかりたかった。
余裕こいてヒョイと使っているんじゃないんです。
石にすがったのです。
人が、自分になかなか自信が持てず、宝石や金の力にすがり見に纏う事と同じなんです。

ここまでわかった。ならばだ、もう石を使うのは止めるで良いだろう。

蟻鱒鳶ルの使命には、弱さでも何でもさらけ出すってのがあるんだ。
今後石は我慢する。

藤森さんが言ってくれなかったら、僕はこの夏に鴻巣の石置き場から大量の石を運び、ガンガンいっちゃうトコロでした。

藤森さんがなぜ石にダメを出したか本当のトコは知らないが、とりあえず。

もっと考えます。


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