フと現れた自分のアイデアを信じる。それを補強する自分の知を鍛え続け、ビビることもあったろうけど勇気を奮い立たせ、突き進む。
それでも、それが現実としてあらわれた時ピタッとこない感じ、無理無理の矛盾がどうしてもダサーく現れてしまう事があったと思う。
でも、48年という長い歳月が、その激しい矛盾との格闘をも含め、全く堂々とした真実へと昇華している。
川合邸物語の一番の主人公健二さんは二十年近く前に亡くなられているが、オントシ93の花子さんが一人で、そのピターッときた真実に囲まれ暮らしておられる。
花子さんは93とは思えぬ、明晰さ、明るさ、可愛らしさをもっておられた。
人は、当然のように建築に作用する。でも逆に建築も真っ直ぐに人に作用してくる。
人と建築が共に育っている。
夢のような素敵な現実だ。
俺もがんばる。
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