夕方、広瀬さんがビールとツマミを持って現場に来てくれた。
片付けて三階で呑む。
広瀬さんは、品川で鬼海さんの写真展を観た帰りに寄ってくれたそうだ。
店が開くまでの鳥渡の時間。
350缶を二本ユックリ呑みながら、最近の再開発の話などをする。
広瀬さんが、「コンクリートの壁なのに、森を見るようだ、、。」みたいに言ってくれたのがうれしかった。
僕は、ここに森を作りたいと思っている。
子供の頃遊んでいた楠の森。大きくってグニャリグニャーリと曲がる大木、迫力ある楠。その豊穣な森。
子供の僕は人間の世界と違う別のいくつもの世界があの見上げる枝の上にあると思っていた。虫の世界とか、鳥の世界とか、もっと知らないモノの世界とかも思っていた。
広瀬さんが帰り、楠が見たくなり芝公園まで歩く。
船小屋の楠が見たい。
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